「包み隠さず」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「包み隠さず」という言葉を身近な場面で聞いたり、実際に使った経験があるかと思います。
この言葉には、心に裏表がないような印象を与える言葉ですが、どのような意味が込められているのでしょうか?
今回は、この「包み隠さず」という言葉にフォーカスして、その意味や使い方を考えて行くことにします。
目次
- 「包み隠さず」の意味
- 「包み隠さず」の表現の使い方
- 「包み隠さず」を使った例文と意味を解釈
- 「包み隠さず」の類語や類義語
「包み隠さず」の意味
「包み隠さず」は「包み隠す」の否定形の意味をなす言葉ですが、「包んだりおおったりして外から見えないようにする」や「秘密にして人に知られないようにする」という意味を否定することになるので、「秘密にせずに全てを明らかにすること」という解釈になります。
- 「包み隠さず」の読み方
「包み隠さず」の読み方
「包み隠さず」は「つつみかくさず」と遭う読み方になるので、ここで間違いのないようにしっかりと確認しておきましょう。
「包み隠さず」の表現の使い方
「包み隠さず」は「秘密を全て公開すること」という意味になるので、自分の秘密や他人に知られたくないことも、全て打ち明けるような場合に使われることになります。
「包み隠さず」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「包み隠さず」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「包み隠さず」を使った例文1
- 「包み隠さず」を使った例文2
「包み隠さず」を使った例文1
「昨夜あったことを包み隠さず話しよう。決して驚かないでくれ」
昨夜、一体どのようなことが起こったのでしょうか?
聞く人は固唾を飲んで、その人の話を聞くことになるのですが、この時全てを話そうとしている人の気持ちは、もう自分一人で悩むことができないくらいに悩ましい出来事があったのかもしれません。
「包み隠さず」を使った例文2
「僕の持っている情報を包み隠さず、さらけ出すので、協力してくれないか?」
この時も自分一人で問題を解決しようと頑張って来たのですが、それも限界になってきたので、持っている情報を「包み隠さず」話すことで、協力者を募っているような場面です。
「包み隠さず」の類語や類義語
「包み隠さず」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「心を開いて」【こころをひらいて】
- 「オープンに」
「心を開いて」【こころをひらいて】
「心を開いて」という言葉が、「包み隠さず」の類義語として挙げることができます。
「心を開いて」は「互いに心を開いて関わること」という意味があり、相互の信頼関係を構築するような場合に使われます。
「オープンに」
「オープンに」も「包み隠さず」に近い意味がある言葉です。
「公正明大に」という意味や「開かれた」という意味で使われます。
「包み隠さず」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、この言葉にはその人の言葉に裏がない真っ正直な思いが込められている感じがします。
「包み隠さず」話をすることは、相手との信頼関係を強くすることでもあり、とても大切なことなので、聞く側も真摯な姿勢で臨むことが必要です。