「並大抵」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「並大抵」という言葉を色々な場面で耳にしたことがあるかと思います。
この言葉には、世間一般的なレベルであるような印象があるのですが、実際にはどのような意味があるのでしょうか?
そこで今回は、この「並大抵」にフォーカスを当てて考えていくことにします。
目次
- 「並大抵」の意味
- 「並大抵」の表現の使い方
- 「並大抵」を使った例文と意味を解釈
- 「並大抵」の類語や類義語
「並大抵」の意味
「並大抵」とは、「ひととおり」、「普通」という意味がある言葉です。
「決してずば抜けているわけでなく、ごく平均的なこと」というふうに解釈することができます。
- 「並大抵」の読み方
「並大抵」の読み方
「並大抵」は「なみたいてい」という読み方をしますので、ここでしっかりとチェックをしておいてください。
「並大抵」の表現の使い方
「並大抵」は「ごく普通に」と意味で使われていますが、この言葉の多くは、後に打ち消しの語が続き用いられることになります。
「並大抵」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「並大抵」を使った例文を観ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「並大抵」を使った例文
- 「並大抵」を使った例文2
「並大抵」を使った例文
「彼はとても大きな記録を打ち立てたが、並大抵の苦労でできることでない。かなりの努力を積み重ねてきたに違いない」
人が大きな記録を作り出す時は、その影で並々ならぬ努力を重ねていることが大半です。
それを「並大抵」という言葉で表現しているのですが、この例文でも、試合で大きな記録を作った彼がコツコツと努力を積んできたことを言っています。
「並大抵」を使った例文2
「あの強力なチームには、並大抵の練習では太刀打ちすることができないと思っておけ。綿密な作戦と練習があってこそ勝てるというものだ」
これも何かの試合を引き合いに説明していますが、やはり強いチームに勝つためには、「並大抵」のことではできないということです。
たゆまぬ練習と綿密な作戦があってこそ勝利を取ることができるのです。
「並大抵」の類語や類義語
「並大抵」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「人並み」【ひとなみ】
- 「世間並み」【せけんなみ】
「人並み」【ひとなみ】
「人並み」という言葉が「並大抵」の類義語として扱うことができます。
「質・能力・大きさ、または度合いにおいて例外的ではない」という解釈になります。
「世間並み」【せけんなみ】
「世間並み」も「並大抵」の類義語として挙げることができますが、「世間の人々と同じ程度であること」、「ごく普通なこと」といったような意味があります。
「世間並みの暮らしで十分だ」というような形で使われます。
「並大抵」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、このように改めて見ていくと、「並大抵」という言葉はとても重たい意味合いのある言葉かもしれません。
この言葉の後に否定形の言葉が続くことで、表現させることができるので、「普通では中々実現できない」という理解になっていくので、「並大抵」が使われる場面では、かなり苦しいことが待ち受けている可能性があります。