「忠告」とは?意味や使い方!例文や解釈
「忠告」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「忠告」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「忠告」とは?
- 「忠告」の表現の使い方
- 「忠告」を使った言葉と意味を解釈
- 「忠告」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「忠告」の反対語
- 「忠告」の類語や類義語・言い換え
- 「忠告」の英語と解釈
「忠告」とは?
「忠告」とは「心をこめて、過ち、欠点などを直すように相手に言うこと」を言います。
またその言葉のことでもあります。
- 「忠告」の読み方
「忠告」の読み方
「忠告」とは「ちゅうこく」と読みます。
「忠告」の表現の使い方
「忠告」とは相手に対して心を込めて過ち、欠点を直すように伝えることを言います。
相手にすれば聞きたくない内容であることも多いでしょうし、言う側にとっても関係性が悪化することを覚悟の上で相手に言い聞かせるということもあります。
「これは最期の忠告だ」と言えば、相手と縁が切る覚悟で言うという意味合いになります。
「忠告してくれてありがとう」「言いたくはないが、親友だから忠告しておく」「彼は、先生の忠告も聞かず暴走した」などと使います。
「忠告」を使った言葉と意味を解釈
「忠告」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「忠告に従う」
- 「忠告に耳を貸さない」
- 「これが最後の忠告」
「忠告に従う」
「忠告に従う」とは、人からここを直すように、ここが悪いと言われたことを素直に受け入れて、逆らわないことを言います。
「君の忠告に従うよ、僕が悪かった」「忠告に従う方が利口だ、意地を張るな」などと使います。
「忠告に耳を貸さない」
「忠告に耳を貸さない」とは相手から注意されたことに対して、受け入れる姿勢がないことを言います。
頑固な人の性質を言い表す時にも使われる言い回しです。
「彼は、みんなからの忠告に耳を貸さないで自分のやりたいようにやっている」「忠告に耳を貸さないなら、失敗しても救済措置はないからな」「彼女は人の忠告に耳を貸さないタイプだ」という風に使います。
「これが最後の忠告」
「これが最後の忠告」とは、何度も同じ失敗を繰り返す人などにこれ以上注意をしても仕方がないと、見切りの気持ちも含めて使う言い方となります。
もうこれ以上は何も言うまいという、最後の言葉という意味合いになります。
「絶対に無理をするな、お前にはこれが最後の忠告だ」「これが最後の忠告なのだということは、彼女の淡々とした調子から鈍感な私もさすがに気づいた」などと使います。
「忠告」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「忠告」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「忠告」を使った例文1
- 「忠告」を使った例文2
「忠告」を使った例文1
「あなたに一つ忠告しておくけれど、隠しているつもりで全部ばれているのだから正直に話した方がいい」
「忠告」とは相手の過ち、欠点などを直すようにと心をこめて言う言葉となります。
相手のことを思えばこその言葉であり、言われる側には耳が痛い内容となることも多いのです。
「忠告」を使った例文2
「人の忠告も聞く耳がなく、好き勝手にしておいて今更助けてくれなんて、君は調子が良すぎるとは思わないのかい」
人の注意を無視する、受け入れないということを「忠告も聞く耳がなく」という言葉で言い表しています。
「忠告」の反対語
「忠告」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「追従」【ついじゅう】
- 「恭順」【きょうじゅん】
「追従」【ついじゅう】
「追従」とは人につき従うことを言います。
人の言う通りに行動をすることです。
「いつでも、力のある者に追従するような生き方をしてきた」などと使います。
「恭順」【きょうじゅん】
「恭順」とは命令に対して、慎み従うことを言います。
「主君に恭順する」「恭順の意を表する」などと使います。
「忠告」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「忠告」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「訓戒」【くんかい】
- 「諫め」【いさめ】
- 「警告」【けいこく】
- 「進言」【しんげん】
- 「勧告」【かんこく】
「訓戒」【くんかい】
「訓戒」とは物事の善悪を教えて、諭したり、戒めることを言います。
またその言葉のことでもあります。
「上司からの訓戒」「訓戒をたれ始めた」「生徒を訓戒する」などと使います。
「諫め」【いさめ】
「諫め」とは「忠告」と同じ意味となります。
「あいつは、部下の諫めを聞き入れるような男ではない」「言っても無駄だと、誰も諫める者もいない」などと使います。
「警告」【けいこく】
「警告」とは不都合な事態に陥らないように先に注意をしておくことを言います。
またその注意のことでもあります。
「こちらから警告を発しておく」「看板か何かで警告しておこう」「これは俺からの警告だ」などと使います。
「進言」【しんげん】
「進言」とは上の立場にある者に、意見を言うことです。
「恐れ多くも、進言しますが・・・」「緊急会議を開き、彼を呼びつけ事情を聞くことを進言する」などと使います。
「勧告」【かんこく】
「勧告」とはある事をするようにと、すすめることを言います。
「大雨による避難勧告」「辞職を勧告する」「勧告に素直に従うつもりだ」などと使います。
「忠告」の英語と解釈
「忠告」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“advice”(助言)、“warning”(警告)という単語を使います。
例文は“act on advice”(忠告通りに行う)、“ask his advice about the matter”(その件について、彼の忠告を求める)、“Thank you for your advice”(ご忠告ありがとうございます)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「忠告」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。