「槍玉に挙げる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「槍玉に挙げる」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「槍玉に挙げる」という言葉を使った例文や、「槍玉に挙げる」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「槍玉に挙げる」とは?意味
- 「槍玉に挙げる」の表現の使い方
- 「槍玉に挙げる」を使った例文や短文など
- 「槍玉に挙げる」の類語や類義語・言い換え
「槍玉に挙げる」とは?意味
「槍玉に挙げる」には、「槍で突き刺す」という意味があります。
また「槍玉に挙げる」には、「非難や攻撃の対象として、責めること」という意味があります。
一般的には後者の意味で、使われることが多くなっています。
- 「槍玉に挙げる」の読み方
「槍玉に挙げる」の読み方
「槍玉に挙げる」の読み方は、「やりだまにあげる」になります。
「槍玉」は「やりだま」、「挙げる」は「あげる」と読みます。
「槍玉に挙げる」の表現の使い方
「槍玉に挙げる」の表現の使い方を紹介します。
「槍玉に挙げる」には、「非難や攻撃の対象として、責めること」という意味があります。
そこで、誰かを非難や攻撃の対象として、責める様子を見た時に、「槍玉に挙げる」という言葉を使ってみましょう。
例えば、学校のホームルームの時間に、女生徒が手を上げて、廊下を走っていたA君を名指しして非難の対象にして、責めたてる様子を見たとします。
このような様子を、「ホームルームの時間に、女子生徒が、廊下を走ったA君を槍玉に挙げる」など、「槍玉に挙げる」を使った文章にできます。
「槍玉に挙げる」を使った例文や短文など
「槍玉に挙げる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「槍玉に挙げる」を使った例文1
- 「槍玉に挙げる」を使った例文2
「槍玉に挙げる」を使った例文1
「会議の席で、遅刻常習者のBが、『槍玉に挙げられる』」
この例文は、会社の会議の席などで、遅刻を繰り返していたBが、非難の対象として責められている場面になります。
このように、非難や攻撃の対象にして責める様子を、「槍玉に挙げる」と言います。
遅刻は一度でもまずいのに、常習者と呼ばれるほど繰り返していたら、「槍玉に挙げられる」のも仕方ないかもしれません。
「槍玉に挙げる」を使った例文2
「女性社員が、飲み会でセクハラ気味の行為をしたCを『槍玉に挙げる』」
この例文は、飲み会で酔ってしまい、セクハラ気味の行為をしてしまったCを、女性社員が非難の対象にしている場面になります。
セクハラ行為は、現在のコンプライアンス上、許される行為ではないため、このように「槍玉に挙げられる」可能性は高いでしょう。
「槍玉に挙げる」の類語や類義語・言い換え
「槍玉に挙げる」の類語や類似を紹介します。
- 「吊し上げる」【つるしあげる】
- 「袋叩きにする」【ふくろだたきにする】
「吊し上げる」【つるしあげる】
「吊し上げる」には、「吊るして高く上げる」という意味があります。
また「多数で特定の人物や組織を厳しく責めること」という意味があります。
「パワハラ上司を吊し上げる」などという使い方をします。
「袋叩きにする」【ふくろだたきにする】
「袋叩き」には、「大勢から逃げ場のない状態で非難されること」という意味があります。
「悪口を言った男子が、女子に袋叩きにされる」などという使い方をします。
「槍玉に挙げる」という言葉について見てきました。
非難や攻撃の目標にして責める様子を見た時、「槍玉に挙げる」という言葉を使ってみましょう。