「持ち去られる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「持ち去られる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「持ち去られる」の意味
- 「持ち去られる」の表現の使い方
- 「持ち去られる」を使った例文と意味を解釈
- 「持ち去られる」の類語や類義語
「持ち去られる」の意味
「持ち去られる」の意味は、「ものを勝手に持って行かれてしまうこと」です。
その場に置いておいたものや、人の目に触れる場所にあったものがいつの間にかなくなっていることを言います。
「持ち去られる」というニュアンスから、「人の力で持ち運びできるもの」を表し、車や機械が使われる場合には「運び去られる」と言います。
- 「持ち去られる」の読み方
- 「持ち去られる」を分解して解釈
「持ち去られる」の読み方
「持ち去られる」の読み方は、「もちさられる」になります。
とくに難しい言葉ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「持ち去られる」を分解して解釈
「持ち去られる」は「持ち+去られる」で成り立っています。
「持ち」は動詞「持つ」の連用形で、「手に取る」「身に付ける」「所有する」「担当する」「引き受ける」など様々な意味があります。
「持ち去られる」の場合は「手に取る」の意味になります。
「去られる」は動詞「去る」の受け身形で、「そこを離れて遠くへ行かれてしまう」という意味の他に、「(動詞の連用形に付いて)すっかり~する」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「すっかり持って行かれてしまう」という意味で使われています。
「持ち去られる」の表現の使い方
「持ち去られる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「持ち去られる」と「盗む」の違い
文法的な使い方
「持ち去られる」は動詞を伴った言葉で、文末にそのまま使われます。
副詞として使う時には「持ち去られて」になります。
「持ち去られる」は受け身形であり、敬語の意味はありません。
「持ち去られる」と「盗む」の違い
「持ち去られる」は、「勝手に持って行かれること」です。
理由は特定されず、「間違い」や「持って行っていいものと解釈した」可能性もあります。
「盗む」は明らかに他人のものと分かっていて持っていく行為を表しています。
「持ち去られる」を使った例文と意味を解釈
「持ち去られる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「持ち去られる」を使った例文1
- 「持ち去られる」を使った例文2
「持ち去られる」を使った例文1
「少し目を放した隙に財布の入ったバッグが持ち去られた」
外出先で、財布の入ったバッグを横に置いてスマホを見るなどしていたところ、いつの間にかバッグがなくなっていたことを表しています。
「持ち去られる」を使った例文2
「会社の扇風機が誰かに持ち去られてしまった」
会社の備品である扇風機が、誰かに持って行かれてしまったことを表しています。
「持ち去られる」の類語や類義語
「持ち去られる」の類語や類義語を紹介します。
- 「かすめ取られる」【かすめとられる】
- 「持ち逃げされる」【もちにげされる】
「かすめ取られる」【かすめとられる】
「注意がそれた時などに奪い取られること」という意味です。
「持ち逃げされる」【もちにげされる】
「他人のものを勝手に持って手の及ばない遠くへ行ってしまうこと」という意味です。
「持ち去られる」は「自分の持ち物を人に勝手に持って行かれてしまうこと」という意味です。
今迄あったものが突然なくなってしまった時に使いましょう。