「詰んでる」とは?!意味や解説
この「詰んでる」という言葉は、元は将棋で終局を指す言葉です。
目次
- 「詰んでる」とは?
- 「詰んでる」の概要
「詰んでる」とは?
「詰んでる」は、「もう打つ手がない」、「終わった」といった表現として使います。
少し広く解釈して、「どうしようもない」、「何もできない」のように捉えて用いることも多いです。
例えば、ゲームのプレイ中に「変なところでセーブしたから詰んでるわ」と使った場合、どうしようもできない場面でセーブしてしまった為、そこから何もできない状態になってしまったという意味です。
- 「詰んでる」の読み方
「詰んでる」の読み方
「詰んでる」は、「つんでる」と読んでください。
先のように、将棋で王様がもう逃げることができなくなった「負け」の状態をこの「詰んでる」と呼んでおり、そこから一般にも使われるようになった言葉です。
この言葉のように、将棋や囲碁などで使われている言葉がその意味を踏襲して一般でも使われるようになる例は少なくありません。
「先手」や「アタリ」(大体の検討)などがそのいい例で、「コミ」という言葉も「こみこみで」のように諸経費なども全てまとめてという意味で普通に使われていますが、元は囲碁用語で(先手と後手の間で設けられる)ハンデのことです。
それも込みでという解釈から、先のような「全てまとめて」という意味で用いられています。
「詰んでる」の概要
「詰んでる」と表現した事柄は、打つ手がない、もうどうしようもない状態だと考えていいでしょう。
ですが、そのように使った人がそう考えているだけという場合も少なくない為、そのまま額面通りに捉えていいかどうかは難しいところです。
特に若者の場合、少し困ったことがあるとすぐにこの「詰んでる」と使うことも多い為、詳しい話を聞いてみないと本当にそこまでなのかは分かりません。
また、ビジネスでも使われる言葉で、「このプロジェクトは詰んでるかも知れない」のような使い方をよく見聞きします。
「詰んでる」は、どうにもならない、ならなくなったという場合にこそ使う言葉です。
簡単に使ってしまうと意味が薄れてしまうと共に、次から「またか」(また大したことではないのに使っている)と思われてしまうかも知れないので注意してください。