「不問に付す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「不問に付す」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「不問に付す」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「不問に付す」とは?意味
- 「不問に付す」の表現の使い方
- 「不問に付す」を使った例文と意味を解釈
- 「不問に付す」の類語や類義語
「不問に付す」とは?意味
「不問に付す」とは特に取り上げて問題にはしないことを言います。
- 「不問に付す」の読み方
「不問に付す」の読み方
「不問に付す」の読み方は、「ふもんにふす」になります。
「不問に付す」の表現の使い方
「不問に付す」の表現の使い方を紹介します。
「不問に付す」とは何か物事、問題に対して、特に何もしない、言わないでおくという時に使います。
例えば問題を起こした時など「今回の件については不問に付す」と言われれば「何も咎めない」という意味合いですから、それは寛大な処置だということになるのです。
「今回は全員、不問に付す」「不問に付すが、そのかわりこのことは他言してはならない」などと使います。
「不問に付す」を使った例文と意味を解釈
「不問に付す」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「不問に付す」を使った例文1
- 「不問に付す」を使った例文2
「不問に付す」を使った例文1
「今回だけは、誰も咎めず、全員不問に付すことにした」
「不問に付す」とは何か悪いことをした場合に、特に罰を与えない、許すといった時に使います。
「不問に付す」を使った例文2
「不問に付されても、元の部署に戻れないならば結局は同じことなのだ」
取り立てて問題にはしないことを「不問に付す」と言います。
しかし例文のように問題にはならなくても、元の部署に戻れないということは実質罰を受けているも同じであるという意味になります。
「不問に付す」の類語や類義語
「不問に付す」の類語や類義語を紹介します。
- 「お咎め無し」【おとがめなし】
- 「目をつぶる」【めをつぶる】
- 「罪を許す」【つみをゆるす】
「お咎め無し」【おとがめなし】
「お咎め無し」とは処罰などがなく、また非難される、咎められるといったこともないことを言います。
「大失敗をしたが、お咎め無しですんだのはラッキーだった」「今回はお咎め無しだが、次は許してはもらえないことぐらいわかっている」などと使います。
「目をつぶる」【めをつぶる】
「目をつぶる」とは欠点、過失を見ないふりをしたり、咎めないことを言います。
また知らないふりをすることでもあります。
「あなたはご主人に厳しすぎるのよ、少しは目をつぶってあげたら?」「今回だけは目をつぶるが次は許さない」などと使います。
「罪を許す」【つみをゆるす】
「罪を許す」とは悪いことをしたことを、咎めたりしないことを言います。
「僕にも悪いところがないわけじゃない、だから君の罪を許すつもりだ」「罪を許したところで、あの子が感謝や反省をするとでも思っているのですか」「あなたの罪を許すかわりに、これからは協力をして欲しいの」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「不問に付す」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。