「先ず」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「先ず」という言葉を身近な場面で使ったり、聞いたりしていることがあるかと思います。
よく使われている言葉だけに、全く意識せずに使っており、その意味をじっくりと振り返りながら考えるようなことは、めったにないことでしょう。
そこで今回は、この「先ず」という言葉にフォーカスして、どのような意味があり、どんな場面で使われるのか、考えていくことにします。
目次
- 「先ず」とは?意味
- 「先ず」の表現の使い方
- 「先ず」を使った例文と意味を解釈
- 「先ず」の類語や類義語
「先ず」とは?意味
「先ず」とは、「何よりも他のより先」、「最初」、「他のことを差し置くとして、とにかく」という意味がある言葉です。
- 「先ず」の読み方
「先ず」の読み方
「先ず」は「まず」という読みが方になりますので、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
「まず」と読むことが分かれば、あまりにも日常的に使われているので、感覚的に使っていることを自覚することもあるかもしれません。
「先ず」の表現の使い方
「先ず」には「他のことを差し置いて、とにかく」という意味があるので、「先ずはお茶を一杯飲んで動くことにしよう」というように、何か物事をなそうとする前の行動の前に使われることになります。
「先ず」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「先ず」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしていくことにしましょう。
- 「先ず」を使った例文1
- 「先ず」を使った例文2
「先ず」を使った例文1
「何事にも、先ずは金がないと動くことも考えることもできない。資金集めが重要だ」
「世の中はお金が全て」と考える人が少なくありません。
このような言葉だけを聞くと、とても浅ましい考え方のように思えるのですが、実際にお金を持っておかないと何もできないことも事実です。
そのようなことから「先ずはお金」ということも、あながち否定することはできません。
多すぎるお金は、妬み・恨みを買いますが、少ないお金も不幸かもしれません。
「先ず」を使った例文2
「かなり前準備に時間を要したが、これで先ずは大丈夫だろう」
何事にも前以て準備をしておくことは、大切なことです。
特に仕事では、順調に物事を進めるために、事前準備が重要になってくるわけですが、それがある段階までできると、「先ず」は安心です。
「先ず」の類語や類義語
「先ず」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「初めに」【はじめに】
- 「人の先に立って」【ひとのさきにたって】
「初めに」【はじめに】
「初めに」が「先ず」の類義語として扱うことができます。
「初めに」は、「ある期間の早い段階」や「物事の最初」という意味で使われている言葉です。
「人の先に立って」【ひとのさきにたって】
「人の先に立って」という言葉も「先ず」に近い意味を持っています。
「他の誰よりも先に行動を起こすさま」という意味になりますが、とても力強いリーダーシップを発揮するような人を指して使うイメージがあります。
「先ず」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、このように改めて見ていくことで、ごくありふれた言葉であっても、それなりに深い意味が込められていることが分かります。
したがって、この言葉を使う時に、意識することで、その使い方にも新たな発見があるかもしれません。