「折半」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「折半」は、日常だけでなく、ビジネスで使われることもある言葉です。
目次
- 「折半」とは?
- 「折半」の表現の使い方
- 「折半」を使った例文と意味を解釈
- 「折半」の類語や類義語
「折半」とは?
「折半」は、「半分ずつにする」という意味で使います。
意味としてはそれだけですが、ニュアンスとして公平に分ける、もしくは負担するといった解釈から使う言葉です。
よって、この言葉を使って半分ずつにすることにした場合には、お互いに不公平にならない(ように)という意味から使っていると考えていいでしょう。
- 「折半」の読み方
「折半」の読み方
「折半」の読み方は、「せっぱん」になります。
知っていれば何ということもありませんが、初見ではまず読めない言葉です。
「折」の字は、「折角」(せっかく)のように他の言葉でも同じように読むことがありますが、「半」を「ぱん」と半濁音で発音することはあまりない為、「折半」=「せっぱん」とそのまま覚えてしまいましょう。
「折半」の表現の使い方
「折半」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は上のように、ただ半分ずつにするという意味だけでなく、「公平に分ける」という意味が強い表現です。
また、二者間でのみ使える言葉になる為、三者以上で公平に分けるような場合に使うことはできません。
そのような時には、下記のこの言葉の類語を使ってください。
「折半」を使った例文と意味を解釈
「折半」を使った例文と、その意味の解釈です。
二者で公平に分ける場合と、負担する意味で使っている例を挙げていきます。
- 「折半」を使った例文1
- 「折半」を使った例文2
「折半」を使った例文1
「分け前は折半でいいな?」
二者に対してまとめて支払われる利益を公平に二等分しようと使っている例になります。
「二等分でいいな?」とするより公平感が出ている表現になります。
「折半」を使った例文2
「費用は両社で折半して負担することになった」
その二社で公平に費用を負担することになったと言っています。
貰う場合だけでなく、負担の場合も公平いう意味が強調される表現です。
「折半」の類語や類義語
「折半」の類語や類義語を紹介します。
最初のは先に挙げた二者間だけでなく、もっと多い数で均等に割る時にも使える言葉です。
- 「頭割り」【あたまわり】
- 「山分け」【やまわけ】
「頭割り」【あたまわり】
「頭数(人数、もしくは団体などの数)で割る」ことで、三者間であれば三等分するという意味になります。
「折半」と同じく、「頭割りで分けよう」、「頭割りでの負担になる」のような使い方ができる言葉です。
二者間でも使えなくもありませんが、その場合には「折半」の方を使ってください。
「山分け」【やまわけ】
こちらは「折半」と同じく、二等分して分ける場合に限定されます。
貰う場合にのみ同様の意味で使える言葉の為、負担を「山分け」と使うことはできません。
また、比較的ラフな表現なので、ビジネスで使うには向いていません。
この「折半」は、二者間の公平さを表面に出す為の表現だと考えてください。
その為、これであれば文句はないだろうという意味合いを込めて使われることも多い言葉です。