「質の悪い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「質の悪い」は、見た目以上の悪さが表現されている言葉だと言っていいでしょう。
目次
- 「質の悪い」とは?
- 「質の悪い」の表現の使い方
- 「質の悪い」を使った例文と意味を解釈
- 「質の悪い」の類語や類義語
「質の悪い」とは?
「質の悪い」は、単に「質」が悪いという意味ではなく、そこに悪意が絡んでいる(と思った)時に使うと考えていい言葉です。
ここでの「質」とは英語で言えば“quality”で、その読みの「クオリティ」はカタカナ語として普通に使われているので解釈は難しくないでしょう。
それが悪いというだけであれば、「低質」や「低品質」という言葉の方が合っており、「質の悪い」、または少し変化させた「質が悪い」と使う時には、遭えてそのようにしている(された)といった意味で捉えてください。
- 「質の悪い」の読み方
「質の悪い」の読み方
「質の悪い」の読み方は、「しつのわるい」ではなく、「たちのわるい」になります。
この読み方が分ければ、上の意味の説明を「なるほど」と思ってもらえる人も多いのではないでしょうか。
「質の悪いいたずらだ」のような使われ方をよく見聞きすると思いますが、先の説明のように、悪意の感じられるいたずらのことだと解釈できます。
「質が悪い」(たちがわるい)としても意味は同様です。
「質の悪い」の表現の使い方
「質の悪い」の表現の使い方を紹介します。
この言葉を「しつのわるい」と読んでしまうと、単に品質に問題があるという意味にしかならないので注意してください。
「たちのわるい」の意味で使いたい時には、口語ではそのように発音すれば問題ありませんが、文章の場合は「たちの悪い」と表記した方がいいかも知れません。
ただし、「質の悪い製品を掴まされてしまった」とだけ文章で見た時には、本当に「質」だけの問題なのか(「しつのわるい」と読むのか)、「たちのわるい」悪意が感じられるような製品だったのかの区別が付かないので難しいところです。
その判断は、前後の文脈からするしかないでしょう。
「質の悪い」を使った例文と意味を解釈
「質の悪い」を使った例文と、その意味の解釈です。
どちらも「たちのわるい」の方で使っています。
- 「質の悪い」を使った例文1
- 「質の悪い」を使った例文2
「質の悪い」を使った例文1
「あいつの嘘は質が悪いから困ったもんだ」
悪意が感じられる嘘をつくような人だから困っていると言っています。
嘘にも色々な種類がありますが、そのようなものとなると、笑って許せる範囲はとっくに超えていると考えていいでしょう。
「質の悪い」を使った例文2
「質の悪い冗談はやめてくれ」
悪い冗談と言い換えられそうな使い方です。
この冗談も、それでは済まないだろうというレベルのものになると、このように表現されてしまいます。
「質の悪い」の類語や類義語
「質の悪い」の類語や類義語を紹介します。
こちらで言い換えてもほとんど意味は一緒です。
- 「悪質な」【あくしつな】
「悪質な」【あくしつな】
「質の悪いいたずら」は、「悪質ないたずら」だと言い換えることができます。
「質の悪い」を「たちのわるい」と読んでここで紹介している意味で使う場合には、こちらが代用表現になります。
この言葉もまた、単に「質が悪い」というだけでなく、多少なりとも悪意が込められていると考えられる場合に使ってください。
「質の悪い」行為や発言は、それだけで相手を不快にさせてしまいます。
例えその気はなくても、言動によってはそのようにとられてしまってもおかしくない場合もあるので注意しましょう。