「拒絶」とは?意味や使い方!例文や解釈
「拒絶」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「拒絶」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「拒絶」とは?
- 「拒絶」の表現の使い方
- 「拒絶」を使った言葉と意味を解釈
- 「拒絶」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「拒絶」の反対語
- 「拒絶」の類語や類義語・言い換え
- 「拒絶」の英語と解釈
「拒絶」とは?
「拒絶」とは要求されていること、頼まれたことなどを断ることを言います。
- 「拒絶」の読み方
「拒絶」の読み方
「拒絶」とは「きょぜつ」と読みます。
「拒絶」の表現の使い方
「拒絶」とは要求やお願いごとなどを断るという意味になります。
また、絶対に受け付けないという気持ちのことでもあります。
大嫌いな人が側にくると「拒絶反応」が起こるなどと言ったりもします。
これは嫌いな人に対して受け入れられない、お断りという気持ちのことを言います。
また、相手にお願いをして「絶対に無理」「絶対に嫌」という言動をされることを「拒絶された」と言い表します。
同じ断るにしても、やんわりと断るという感じではなく、きっぱり断るというのが「拒絶」という言葉から受ける印象でもあります。
「拒絶」を使った言葉と意味を解釈
「拒絶」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「拒絶反応を示す」
- 「要求を拒絶する」
- 「拒絶されている」
「拒絶反応を示す」
「拒絶反応を示す」とは医学的には、移植された組織、臓器を「拒絶」しようとする防御反応の一つという意味になります。
またそれ以外においては、内容を理解するといったレベルまで行かず、物事を拒否する態度を示すことを言います。
「彼らの結婚の話題について、御父上は拒絶反応を示す」「これを見せたら拒絶反応を示すだけだから、内緒にしておこう」などと使います。
「要求を拒絶する」
「要求を拒絶する」とは、何かを求められた時に受け入れることがなく、断ることを言います。
また嫌がることでもあります。
「彼は、上司からの要求を拒絶するらしいが、何があったのだ」「彼女の自分勝手な要求を拒絶すると、別れを切り出された」などと使います。
「拒絶されている」
「拒絶されている」とは、自分側の要求やお願いごとを相手側に受け入れてもらえなかったり、断られていることを言います。
また嫌がられているという意味でもあります。
「なぜか、彼女たちに拒絶されている」「打診はしたが、拒絶されているので諦めるしかない」「長いこと、拒絶されているので今更何も期待していない」などと使います。
「拒絶」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「拒絶」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「拒絶」を使った例文1
- 「拒絶」を使った例文2
「拒絶」を使った例文1
「自分勝手な要求など、言語道断、断固拒絶である」
「拒絶」とは要求、頼みを断ることを言います。
例文は、相手の自分勝手な言い分に、ひどい、絶対に受け入れるわけはないということを「断固拒絶」という言い方で表しているのです。
「拒絶」を使った例文2
「彼女にあれほど拒絶されているのに、連絡なんかしたら嫌がるに決まっているじゃないか」
「拒絶」とは要求や頼みを断るという意味がありますが、それ以外に相手を受け入れない、嫌がるといったニュアンスも含みます。
「拒絶」の反対語
「拒絶」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「受諾」【じゅだく】
- 「承諾」【しょうだく】
「受諾」【じゅだく】
「受諾」とは相手からの申し入れ、お願いなどを引き受けることを言います。
「要求を受諾する」という風に使います。
「承諾」【しょうだく】
「承諾」とは「受諾」と同じく、他人からの依頼、要求を引き受けることを言います。
「親の承諾を得ている」「引越しを承諾する」などと使います。
「拒絶」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「拒絶」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「お断り」【おことわり】
- 「不承諾」【ふしょうだく】
- 「撥ねつける」【はねつける】
- 「排斥」【はいせき】
- 「拒む」【こばむ】
「お断り」【おことわり】
「お断り」とは断ること、「拒絶」することを言います。
また理由を述べる、言い訳といった意味合いもあります。
「お前の持ちかけてくる話などろくでもない、最初からお断りだ」「私のことが嫌いですって、あの人のことなどこっちの方からお断りですよ」などと使います。
「不承諾」【ふしょうだく】
「不承諾」とは承諾しないことを言います。
「上司はきっと不承諾だろうから、事後報告で進めていこう」「こちらは、ずっと不承諾の意思表示をしているのですが、なかなか先方は諦めてくれないのです」などと使います。
「撥ねつける」【はねつける】
「撥ねつける」とは要求などを強く断ることを言います。
「修正案を見ることもなく、撥ねつける」「彼がお願いしますと言ってきても、彼女はきっと撥ねつけるだろう」という風に使います。
「排斥」【はいせき】
「排斥」とは容認しがたいこととして、拒み、退けることを言います。
「彼女を排斥などしても無意味だ、どうせ一人でもやりたいようにやるだけだし」「仲間からの排斥に、さすがに孤独を感じている」などと使います。
「拒む」【こばむ】
「拒む」とは要求、お願いごと、働きかけ、誘いなどを拒否することを言います。
「彼からの働きかけを、頑なに拒む」「私は拒むようなことはしない、仲間として受け入れるよ」などと使います。
「拒絶」の英語と解釈
「拒絶」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“rejection”という単語を使います。
例文は“a flat rejection”(断固とした拒絶)、“flatly reject a request”(要求をきっぱり拒絶する)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「拒絶」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。