「双肩にかかる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスで「双肩にかかる」という言葉を使うことがありますが、一体どの様な意味なのでしょうか。
語源や類語なども併せて紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「双肩にかかる」とは?意味
- 「双肩にかかる」の表現の使い方
- 「双肩にかかる」を使った例文と意味を解釈
- 「双肩にかかる」の類語や類義語
「双肩にかかる」とは?意味
「双肩にかかる」の意味は「人に大きな責任や義務などが負いかぶさること」です。
重要な任務や役割があり、将来的にそれを全て任されることを言います。
具体的にどの様な役割ということははっきりしていなくても良く、単に「あなたは将来有望である」という意味で使われることが多くあります。
- 「双肩にかかる」の読み方
- 「双肩にかかる」を分解して解釈
「双肩にかかる」の読み方
「双肩にかかる」の読み方は、「そうけんにかかる」になります。
「そうかた」と読み間違わない様にしましょう。
「双肩にかかる」を分解して解釈
「双肩にかかる」は慣用句で「双肩+に(助詞)+かかる」で成り立っています。
「双肩」とは「人の左右の肩」のことですが、慣用句の場合は「責任や義務を負う」という意味です。
この由来は「重い荷物を両方の肩にかけて運ぶ様子」から来ています。
「かかる」は「物が他のものに被って支えられること」という意味の他に、「当てにして心待ちにする」という意味があります。
これらの漢字が組み合わさり「責任や義務を負うことを当てにされる」という意味で使われています。
「双肩にかかる」の表現の使い方
「双肩にかかる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 目上の人から目下の人に向かって言う
文法的な使い方
「双肩にかかる」は動詞を伴った慣用句ですので、文末にそのまま使えます。
一般的に「双肩にかかっている」と進行形で使われることが多くなります。
目上の人から目下の人に向かって言う
「双肩にかかる」は、相手に重い責任や義務が課せられることを意味します。
目上の人から目下の人に対して使う言葉で、その責任を果たして欲しいという願いが込められているのです。
入社式や歓迎会などのスピーチで、社長が使うことが多い表現です。
「双肩にかかる」を使った例文と意味を解釈
「双肩にかかる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「双肩にかかる」を使った例文1
- 「双肩にかかる」を使った例文2
「双肩にかかる」を使った例文1
「我が社の未来は君たちの双肩にかかっていると思って仕事に臨んで欲しい」
社長が入社式のスピーチで使う定番の表現です。
会社が繁栄するもしないも、新入社員の努力次第であるという意味です。
「双肩にかかる」を使った例文2
「契約が取れるかどうかは営業マンの双肩にかかっている」
大手の顧客との契約が取れそうな状態で、相手が承諾するかどうかは全て一人の営業マンのセールストークにかかっている状態です。
「双肩にかかる」の類語や類義語
「双肩にかかる」の類語や類義語を紹介します。
- 「将来を担う」【しょうらいをになう】
- 「期待がかかる」【きたいがかかる】
「将来を担う」【しょうらいをになう】
「これからの未来を背負っていくこと」という意味です。
「期待がかかる」【きたいがかかる】
「これからやることに対して大きな望みを持たれること」という意味です。
「双肩にかかる」は「人に大きな責任や義務などが負いかぶさること」です。
偉い人が若手に対して訓示を述べる時に使いましょう。