「何の変哲もない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「何の変哲もない」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「何の変哲もない」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「何の変哲もない」とは?意味
- 「何の変哲もない」の表現の使い方
- 「何の変哲もない」を使った例文と意味を解釈
- 「何の変哲もない」の類語や類義語
「何の変哲もない」とは?意味
「何の変哲もない」というのは「特筆すべきことが何もない」という意味になります。
「念入りに仕上げていない、あるいは仕上げられていない」「全くもって平凡な」などと言われることもあり、例えば「これは何の変哲もない小さなお店です」のように使われます。
新しいショッピングモールができあがるとワクワクするものですが、いざ開店すると「何の変哲もないね」と言われてしまうこともあるかもしれません。
- 「何の変哲もない」の読み方
「何の変哲もない」の読み方
「何の変哲もない」の読み方は、「なんのへんてつもない」になります。
日常的にも使える表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「何の変哲もない」の表現の使い方
「何の変哲もない」の表現の使い方を紹介します。
「何の変哲もない」というのは「特に取り立てて言うこともない」という意味になります。
例えば、誰かから「新しいレストランができて、とてもおいしいんだって」と言われたら、興味を持つと思います。
しかし、いざレストランに行ってみたら取り立てておいしいというほどのものでもなく、他のレストランでも同じ位の食事が楽しめる、などということであれば、「何の変哲もないレストランでした」と表現できます。
「何の変哲もない」を使った例文と意味を解釈
「何の変哲もない」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「何の変哲もない」を使った例文1
- 「何の変哲もない」を使った例文2
「何の変哲もない」を使った例文1
「彼女は見た目は何の変哲もないのですが、素晴らしい絵を描きます」
人間の特技などは見た目などではわからないものです。
見た目はどう見ても特別ではない、特に目立ったわけではない、という人であっても、例えば絵の具を握ったら素晴らしい絵を書き始める、などということもあるかもしれません。
素晴らしい外国語の技術を持っている、様々な小説を知っていて知識が豊富である、などということもあるでしょう。
見た目は他の人と何も変わらなかったとしても、人それぞれ持っているスキルは異なるのです。
「何の変哲もない」を使った例文2
「彼は何の変哲もないおじさんですが、知り合いがとても多いんですよ」
近所にも、「何の変哲もない」人がいるかもしれません。
しかし、もしかしたら知り合いが多く、地域のことをよく知っている人かもしれません。
ぱっと話しただけではわからなかったとしても、実際には自治会の役員等で多くの人を知っており、周りの人に頼られているかもしれません。
「何の変哲もない」の類語や類義語
「何の変哲もない」の類語や類義語を紹介します。
- 「平凡」【へいぼん】
- 「陳腐」【ちんぷ】
「平凡」【へいぼん】
「平凡」というのは「これといって優れた特色もなく、ごく当たり前なこと」という意味です。
その対義語は「非凡」になります。
「陳腐」【ちんぷ】
「陳腐」というのは「古臭い」「ありふれていてつまらない」という意味を持ちます。
「陳腐な言い訳」と言われることがあります。
「何の変哲もない」という表現は日常的にも使える言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
いつもと代わり映えのしない何かを見かけたときにはこの表現を思い出したいものです。