「もごもご」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「もごもご」は、一見擬音のようですが、表現として使われる言葉です。
目次
- 「もごもご」とは?
- 「もごもご」の表現の使い方
- 「もごもご」を使った例文と意味を解釈
- 「もごもご」の類語や類義語
「もごもご」とは?
「もごもご」は、口を充分に開けずに喋る様子からきています。
そのような状態では大きな声が出せず、何を言っていてもよく分からないことが多い為、そこから「声が小さくてよく聞こえない」という意味で使われています。
「そんなもごもごと言われてもよく分からない」のように使われ、基本的に自分と同年代や年下の相手、部下などに対して使う表現です。
「もごもご」の表現の使い方
「もごもご」の表現の使い方を紹介します。
上のように、この言葉は目上の人や上司などに使うべきではありません。
それは、「もっとはっきりと喋るように」といったニュアンスが多分に含まれている表現だからです。
そのよく分からないように喋っている様子の表現の他に、口篭っているという意味でも使うことができます(実際には喋ってないものの、何か言いたそうにしている様子です)。
その場合も、大きな解釈では変わらず、「何をさっきからもごもごと」と使った時には、「言いたいことがあればはっきり言うように」と表現していると考えていいでしょう。
「もごもご」を使った例文と意味を解釈
「もごもご」を使った例文と、その意味の解釈です。
ここまでに挙げてきたように、「もごもごと」や「もごもご話す」などという形で使う言葉です。
単体では特に意味は持っておらず、先のように擬音という訳でもありません。
- 「もごもご」を使った例文1
- 「もごもご」を使った例文2
「もごもご」を使った例文1
「あいつはいつももごもご喋るくせがある」
いつも何を言っているか分からないくらい小さい声でしか話さないと言っていると解釈してください。
この「もごもご」と表現された場合、声が小さくて聞こえない、またははっきり喋っていない様子になります。
「もごもご」を使った例文2
「いつまでもごもごとしているつもりだ」
この「もごもごとしている」と使うと、何かを言いたそうなのに言わない様子が表現できます。
内向的な人がその性格から、たまにこのように言われてしまうことがあります。
「もごもご」の類語や類義語
「もごもご」の類語や類義語を紹介します。
こちらもほとんど同様の意味で使えます。
- 「ぶつぶつ」
「ぶつぶつ」
「もごもご言っていて全く分からない」は、「ぶつぶつ~」とそのまま言い換えられます。
意味は同じく、声が小さくて聞こえないとなりますが、その他に文句を言っていることの表現にも用いられます。
その際には「ぶつぶつと言うな」のように使われることが多く、こちらは「もごもご」では代用できない「ぶつぶつ」だけの使い方で、このどちらの意味で用いているかは前後の文脈から判断してください。
「もごもご」は、何を言っているか分からない、もしくは言いたそうにしている表現として使います。
ただし、目上の人にはまず使えないということも合わせて覚えておいてください。