「凡骨」とは？意味や類語！例文と解釈

「凡骨」とは?

「凡骨」という表現は、「特別に優れたところのない平凡な能力・資質・器量」や「人並みの器量・資質・腕前を持つ人」を意味しています。

「凡骨」というのは、簡単に言えば「平凡な人・普通の人・人並みな人」のことであり、「特別に抜きん出た才能・腕前・器量を持たない平凡(凡庸)な人」のことを意味している表現なのです。

• 「凡骨」の読み方

「凡骨」の読み方

「凡骨」の読み方は、「ぼんこつ」になります。

「凡骨」の表現の使い方

「凡骨」の表現の使い方は、「特別に目立った才能・器量・資質がない平凡な人」や「平凡な器量や人並みの腕前(能力)を持った者」を指示して使うという使い方になります。

例えば、「凡骨には凡骨なりの分相応の目標があり、努力のやり方というものがあるのです」といった文章で、「凡骨」の表現を適切に使うことができます。

「凡骨」の由来

「凡骨」の由来は、「凡・骨」の漢字の語源的な意味から理解することができます。

「凡」という漢字は「平凡・凡庸・凡愚」などの言葉で使われるように、「特別に優れてはいないこと・人並みあるいは普通の水準(平凡なレベル)であるさま」という語源的な意味を持っています。

「骨」という漢字は「気骨・老骨・骨身」などの言葉で使われるように、「人の身体・精神性・人柄(人の特徴)」という語源的な意味があります。

それらの意味から、「凡+骨=凡骨」で「平凡なレベルの人物・人並みの能力の特徴を持った者」という意味を持つことになったのです。

「凡骨」を使った例文と意味を解釈

「凡骨」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「凡骨」を使った例文1
• 「凡骨」を使った例文2

「凡骨」を使った例文1

「凡骨として生きる他ない人生をどのように受け入れて充実させていくかということが、大半の人にとっての人生の課題です」

この「凡骨」を使った例文は、「取り立てて優れたところのない凡人(普通の人)として生きる他ない人生をどのように受け入れて充実させていくか」という意味を持つ文脈で、「凡骨」という表現を使っています。

「凡骨」を使った例文2

「取るに足りない凡骨と思われていた彼ですが、実際は軍師として特別な才能・資質を持っていて周囲を驚かせました」

この「凡骨」を使った例文では、「凡骨」という表現を、「取るに足りない平凡な男(人並みの能力・器量しかない凡庸な男)と思われていた彼ですが」という意味を持つ文章で使用しています。

「凡骨」の類語や類義語

「凡骨」の類語・類義語を紹介して、その意味を説明していきます。

• 「平凡・凡庸」
• 「凡人・凡夫」

「平凡・凡庸」

「凡骨」の類語・類義語として、「平凡・凡庸」があります。

「平凡」という表現は、「特別に優れたところがあるわけでもないさま・取り立てて変わったところがなく普通であるさま」を意味しています。

「凡庸」という表現も、「特別に優秀ではなく平凡(普通)であるさまや平凡な人物」ということを意味しています。

それらの意味から、普通の人を意味する「凡骨」とほぼ同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「平凡・凡庸」を指摘できます。

「凡人・凡夫」

「凡骨」の類語・類義語には、「凡人・凡夫」があります。

「凡人」という表現は、「人並みの能力・器量を備えた普通の人」や「特に優れたところのない凡庸な人」を意味しています。

「凡夫」というのは、「悟っていない一般人・煩悩にとらわれている無知な人・平凡な普通の男」を意味する仏教用語を語源とする言葉です。

これらの意味から、「凡骨」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「凡人・凡夫」を上げられます。