「聞き古す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんの中には、日頃のおしゃべりの中で「聞き古す」という言葉を聞いた覚えのある人がいるかもしれません。
しかし、この言い回しは、今の若い世代の人達の間ではあまりに使うことがない言葉です。
そこで今回は、「聞き古す」という言葉にフォーカスして見ていきたいと思います。
目次
- 「聞き古す」とは?意味
- 「聞き古す」の表現の使い方
- 「聞き古す」を使った例文と意味を解釈
- 「聞き古す」の類語や類義語
「聞き古す」とは?意味
「聞き古す」とは「珍しくなくなるほど何度も聞いている」や「聞き慣れる」という意味がある言葉です。
- 「聞き古す」の読み方
「聞き古す」の読み方
「聞き古す」は「ききふるす」と読みますが、難しい読み方ではないので、ここで確認する程度で構わないでしょう。
「聞き古す」の表現の使い方
「もう何度も聞いた」という意味がある「聞き古す」を使う場面としては、何度もリピートして聞き飽きるようなことを耳にした時になります。
特にルールや守るべきことを口酸っぱくなるまでに言い聞かされて、嫌になってしまうような時に使われます。
「聞き古す」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「聞き古す」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「聞き古す」を使った例文1
- 「聞き古す」を使った例文2
「聞き古す」を使った例文1
「親父の聞き古したジョークは、もう誰も笑うことはない。本当につまらないことだ」
昔は抱腹絶倒と言われるまでのジョークでも、何度も何度も繰り返し聞かされると、全く面白みがなくなることは当然のことでしょう。
「聞き古した」ジョーク程の面白みに欠けるどころか、それを通り越して、嫌味に聞こえたり、笑いが怒りになってしまう可能性もあります。
「聞き古す」を使った例文2
「あなたの言っていることは、すでに聞き古した話題なので、何の新鮮味をない。とてもつまらない時間だ」
友人にと引き留められて、話を聞かされた挙げ句に、その話は「聞き古された」話題のために、何の新鮮味もなくつまらない話だったようです。
これがビジネスの世界であったなら、貴重な時間を費やして聞いてくれるのですから、聞き手にメリットがない「聞き古された」話だと、相手の気分を阻害することにもなりかねません。
「聞き古す」の類語や類義語
「聞き古す」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「耳にタコができる」【みみにたこができる】
- 「聞き慣れた」【ききなれた】
「耳にタコができる」【みみにたこができる】
「耳にタコができる」という表現が「聞き古す」の類義語として扱うことができるでしょう。
「タコ」を漢字で書くと「胼胝」と書いて角質化した厚い皮膚のことを言うのですが、「同じことをうんざりするほど何度も聞かされて参った」という意味で使われています。
「聞き慣れた」【ききなれた】
「聞き慣れた」も「聞き古す」に近い意味を持つ言葉で、意味はその名の通りです。
「聞き古す」よりも、もっと身近な言い回しとして使われています。
「聞き古す」という言葉は、その意味や使い方の例文を見て、理解できる人もたくさんいることでしょう。
しかし、普段の会話の中では、頻繁に使われることが少ないので、どのようなシチュエーションで使えるかを改めて見直してみると、面白い発見もできそうです。