「世俗」とは?意味や使い方!例文や解釈
「世俗」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「世俗」という言葉を使った例文や、「世俗」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「世俗」とは?
- 「世俗」の表現の使い方
- 「世俗」を使った言葉と意味を解釈
- 「世俗」を使った例文や短文など
- 「世俗」の反対語
- 「世俗」の類語や類義語・言い換え
- 「世俗」の英語と解釈
「世俗」とは?
「世俗」には「世間一般に垣間見る様子」や「俗世間の人」という意味があります。
また「世俗」には、「世の中の風習や習慣」という意味があります。
ちなみに「俗世間」には、「一般の人々が、日常の暮らしをしているこの世」という意味があります。
- 「世俗」の読み方
「世俗」の読み方
「世俗」の読み方は、「せぞく」になります。
「世俗」の表現の使い方
「世俗」の表現の使い方を紹介します。
「世俗」には、「世間一般に垣間見る様子」や「俗世間の人」という意味があります。
そのため、一般の人々が、日常の暮らしをしている様子を言葉にする時、「世俗」という言葉を使ってみましょう。
例えば、最近一般の人々の間で流行しているテレビがあれば、「世俗では、○○というテレビの人気が高い」などと「世俗」を使って表現できます。
また「世俗」には、「世の中の風習や習慣」という意味があります。
例えば、江戸時代の風習や習慣について紹介している本があれば、「江戸時代の世俗を紹介している本」と「世俗」という言葉を使って表現できます。
「世俗」を使った言葉と意味を解釈
「世俗」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「世俗の生活」【せぞくのせいかつ】
- 「世俗音楽」【せぞくおんがく】
- 「世俗化」【せぞくか】
「世俗の生活」【せぞくのせいかつ】
「世俗の生活」という言葉には、「一般的な人々の生活」という意味があります。
特別な人の暮らしぶりではなく、世間一般によく見られる生活を「世俗の生活」と言います。
「王様が、世俗の生活を見るために、一般家庭に宿泊する」という文章には、「特別贅沢な暮らしをしている王様が、一般的な人々の生活ぶりを知るために、一般家庭に宿泊する」という意味があります。
「世俗音楽」【せぞくおんがく】
「世俗音楽」という言葉は、「宗教音楽」の対語として使われます。
そのため「世俗音楽」には、「非宗教音楽全般」という意味があります。
教会で歌われたり、流されたりする音楽以外の音楽全般を、「世俗音楽」と呼びます。
「世俗化」【せぞくか】
「世俗化」には、「教会に支配されていた財産や教育、科学や芸術などが、国家や一般市民へ解放されること」という意味があります。
中世ヨーロッパでは、教会の力が強かったため、現在のような状態になるためには、このような過程を経る必要がありました。
「世俗」を使った例文や短文など
「世俗」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「世俗」を使った例文1
- 「世俗」を使った例文2
「世俗」を使った例文1
「長い間刑務所に入っていた人が、出所して、久しぶりに『世俗』の暮らしを味わう」
この文章は、罪を犯して長い間刑務所に入っていた人が、出所したという文章になります。
久しぶりに娑婆と呼ばれる俗世間に出て、一般の人々と同じ暮らしを味わうことになりました。
このように「世俗」には、「俗世間」といういみがあります。
「世俗」を使った例文2
「江戸時代に撮影された写真を見ると、当時の『世俗』が良く分かる」
この例文は、江戸時代に撮影された写真を見ている人についての文章になります。
写真を見ると、当時の、世の中の風俗や習慣が良く分かるという意味があります。
文章や絵、図でも当時の「世俗」を想像できますが、写真ほどはよくわからないのではないでしょうか。
このように、「世俗」には「世の中の風俗や習慣」という意味もあります。
「世俗」の反対語
「世俗」の反対語を紹介します。
- 「偉人」【いじん】
- 「巨人」【きょじん】
「偉人」【いじん】
「偉人」には「偉い人」「優れた業績を残した人」という意味があります。
「世俗」には、「普通の人」という意味があるため、「偉人」のような偉い特別な人は、反対語と言えるかもしれません。
「偉人伝」「偉人について学ぶ」などという使い方をします。
「巨人」【きょじん】
「巨人」には、「並外れた才能の持ち主」という意味があります。
「哲学界の巨人」「映画界の巨人」などという使い方をします。
「世俗」の類語や類義語・言い換え
「世俗」の類語や類似を紹介します。
- 「凡人」【ぼんじん】
- 「只者」【ただもの】
- 「実社会」【じっしゃかい】
- 「俗世」【ぞくせ】
- 「俗間」【ぞっかん】
「凡人」【ぼんじん】
「凡人」には、「ごく普通の人」「つまらない人」という意味があります。
「私は凡人ですから」という言葉には、「私はごく普通の人ですから」という意味があります。
「只者」【ただもの】
「只者」には、「世間にいくらでもいる平凡な人」という意味があります。
「只者ではない」という場合は、「世間にいくらでもいるような、平凡な人ではない」という意味があります。
「実社会」【じっしゃかい】
「実社会」には、「頭の中で想像したのでは無く、実際の社会」という意味があります。
「実社会で、様々な経験をする」という言葉には、「頭の中で考えたのではない、実際の社会に出て、様々な経験をする」という意味があります。
「実社会に飛び出す若者」などという使い方をします。
「俗世」【ぞくせ】
「俗世」には、「この世の中」という意味があります。
「俗世の生活を楽しむ」という言葉には、「この世の中で生活することを楽しむ」という意味があります。
「俗世で暮らす」「俗世を離れる」などという使い方をします。
「俗間」【ぞっかん】
「俗間」には、「俗人の住む世の中」という意味があります。
「俗間に伝わる話」という言葉には、「俗人の住む世の中で伝わっている話」という意味があります。
「世俗」の英語と解釈
「世俗」の英語を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「世俗」を英語にすると、“common”になります。
“common”には、「一般」「世俗」という意味があります。
また“manners and customs”という英語には、「風俗」「世俗」という意味があります。
このように「世俗」を英語にする時は、“common”や“manners and customs”という英語を使ってみましょう。
「世俗」という言葉について、見てきました。
俗世間や俗世間の人について話す時、世の中の風俗や習慣について話す時、「世俗」という言葉を使ってみましょう。