「宵闇」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「宵闇」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この言葉をご存知の方は、日頃からよく言葉の勉強をされている人だと思います。
それだけ今では使われることの少ない言葉だからです。
しかし、言葉の意味を知ると関心が深くなるような言葉でもあるので、今回はこの「宵闇」にフォーカスして見ていくことにします。
目次
- 「宵闇」とは?意味
- 「宵闇」の表現の使い方
- 「宵闇」を使った例文と意味を解釈
- 「宵闇」の類語や類義語
「宵闇」とは?意味
「宵闇」とは、「宵(よひ)のうち月が出なくて暗いこと」や「その時間」のことを指している言葉です。
もう少し具体的に説明をすると、「月の出が遅くなる陰暦16日頃から20日頃までの、宵の暗さやその時刻のこと」で、中秋の名月を過ぎてからの宵の暗さを指して使うことがあります。
- 「宵闇」の読み方
「宵闇」の読み方
「宵闇」は「よいやみ」と読みますが、「宵」という漢字が珍しいので、ここでしっかりとチェックして忘れないようにしましょう。
「宵闇」の表現の使い方
「よいやみ」は「宵(よひ)のうち月が出なくて暗いこと」という意味になるので、この時間帯に起こったことを描写的に使うことになるでしょう。
日常生活の場面ではあまり使われることがないので、小説の一節などで用いられることになります。
「宵闇」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「宵闇」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「宵闇」を使った例文1
- 「宵闇」を使った例文2
「宵闇」を使った例文1
「宵闇迫れば悩みは果てなしという言葉があるが、本当にその時間帯は人の心を不安にさせてしまう」
闇の存在は人の心に不安を掻き立てるものがあります。
真っ暗闇から月夜が照らされるだけでも、気持ちがかなり救われるのですが、漆黒の闇の中では、完全なる無となり、恐怖でおののくしかないのかもしれません。
「宵闇」を使った例文2
「宵闇の街に立っていても、彼女は黒いドレス着て、雑踏に中で、一際、目立っていた」
これも日常生活の中でも会話というよりは、小説の中の表現のような文章です。
「宵闇」では日との姿を確認することが難しいのですが、「彼女」はかなり目立つ姿をしているのでしょう。
「宵闇」で黒いドレスをまとっていても分かってしまうのですから、かなりの人なのだと思います。
「宵闇」の類語や類義語
「宵闇」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「夕闇」【ゆうやみ】
- 「夜陰」【やいん】
「夕闇」【ゆうやみ】
「夕闇」が「宵闇」の類義語として挙げることができます。
「日没後、月が出るまでの間の暗闇」、または「その時分」という意味になります。
この言葉で表現される言葉は、「夕闇が迫る」という言い回しでしょう。
「夜陰」【やいん】
「夜陰」という言葉も「宵闇」に近い言葉の1つとして扱うことができるでしょう。
「夜のやみ」、「夜の暗さ」、あるいは「夜中」、「夜分」という意味で「夜陰に乗じて敵に攻撃を仕掛けることにする」という使い方があります。
「宵闇」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、普段の環境の中では、あまり使われることが少ない言葉だけに、これを機会にじっくりと、見つめてみるのも面白いと思います。