「のるかそるか」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「のるかそるか」は、これから行うことに対して使われる言葉です。
目次
- 「のるかそるか」とは?
- 「のるかそるか」の表現の使い方
- 「のるかそるか」を使った例文と意味を解釈
- 「のるかそるか」の類語や類義語
「のるかそるか」とは?
「のるかそるか」は、結果はどうなるか分からないが、思い切って実行する時に使います。
よくある間違えとして、「実行するかやめておくか」という選択時に使う言葉だと解釈されていることがありますが、この言葉の「のる」は「乗る」ではなく、漢字で「伸る」と表記します。
「のるかそるかの勝負だ」のように使われる言葉で、漢字では「伸るか反るか」となります。
「伸る」(のる)は真っ直ぐに伸びること、「反る」(そる)は曲がってしまうことで、元は弓矢の矢を作る時に火にあぶった際に、うまく伸びて成功するか、曲がってしまって失敗するか(そのどちらになるか分からない)という意味からきている言葉です。
「のるかそるか」の表現の使い方
「のるかそるか」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、上のように「行うかやめるか」という意味の表現ではなく、行うと決めた際に使います。
「のるかそるかの勝負になった」のように使い、もう行うことは決まっており、その結果がどうなるか分からないと言っている表現です。
よって、「のるかそるかになってしまう」のように使った時でも、「行った結果は分からない」という解釈になり、その時点でもう行う方に決めていると解釈してください。
「のるかそるか」を使った例文と意味を解釈
「のるかそるか」を使った例文と、その意味の解釈です。
「行うかやめるか」ではなく、行った結果が「うまくいくか失敗するか」と表現している言葉です。
- 「のるかそるか」を使った例文1
- 「のるかそるか」を使った例文2
「のるかそるか」を使った例文1
「のるかそるかになってしまうが、それ以外に方法がない」
結果は分からないが、やってみるしかないという使い方です。
このような状況になったということは、それなりに追い詰められているとも解釈できます。
「のるかそるか」を使った例文2
「全くのるかそるか分からない」
どうなるか全く分からないと言っています。
「のるかそるか」と使った時点で結果は分からないことを表現していますが、このような使い方もよく見聞きします(誤用でもありません)。
「のるかそるか」の類語や類義語
「のるかそるか」の類語や類義語を紹介します。
どちらもほとんど同じ意味になります。
- 「いちかばちか」【いちかばちか】
- 「出たとこ勝負」【でたとこしょうぶ】
「いちかばちか」【いちかばちか】
結果はどうなるか分からないがやってみようという時に使う言葉です。
こちらも「のるかそるか」と同じで、もう行うことは決めていて使う表現です。
「出たとこ勝負」【でたとこしょうぶ】
こちらもまた、結果はどうなるか分からないという意味で使います。
「こうなったら出たとこ勝負だ」と使った場合、「~のるかそるかだ」、「~いちかばちかだ」と全く同じ意味です。
「のるかそるか」と使った時点で、後戻りは考えていないと解釈できます。
ただし、「のるかそるかになるのでやめておこう」のようにした時には、結果がどうなるか分からないのでやめておくと表現している使い方になります。