「冷暗所」とは?!意味や解説
この「冷暗所」という言葉は、口語で使う場合には間違って解釈しないように注意が必要です。
目次
- 「冷暗所」とは?
- 「冷暗所」の概要
- 「零安所」との間違いに注意してください
「冷暗所」とは?
「冷暗所」とは、日光が当たらず、気温が低く保たれている場所のことを表します。
室内でそのような場所を指す時に使われることが多い言葉で、食品の保管にとても向いている場所です。
実際にもそのような用途に利用されることが多く、この「冷暗所で保管すること」とパッケージなどに表記されている食品も少なくありません。
- 「冷暗所」の読み方
「冷暗所」の読み方
「冷暗所」は、「れいあんしょ」と読んでください。
「れいあんじょ」と読まれることも多いですが、正確には「れいあんしょ」です。
ただし、「れいあんじょ」としても間違いだとは言い切れない為、そのように使った人に無理に訂正を促すようなことまでする必要はありません。
「冷暗所」の概要
具体的な「冷暗所」の定義というものは存在しませんが、一般的には気温が15度未満で直射日光が当たらない場所のことです。
更にそれなりの風通しがあると尚よいとされますが、その為にわざわざ気温を測るような必要はなく、周りより涼しく日光が直接当たらない場所であればそのように解釈して構いません。
尚、冷蔵庫の中は原則的に10度未満になる為、この冷暗所とは表現しません。
「冷暗所で保管すること」などと書かれた食品は冷蔵庫には入れないように注意してください。
「零安所」との間違いに注意してください
遺体の一時的な保管場所を俗に「霊安所」と呼んでいます。
読みが同じだけに、「れいあんしょ(じょ)」とだけ聞くと、こちらが思い浮かんでしまう人も多いかも知れません。
この「霊安所」は、正式には「霊安室」や「遺体安置所」と呼ばれ、実際にもそれらの方を使うことが多いです。
それにはこの「冷暗所」と混同してしまうからという理由も多分に含まれています。
家庭内における主な「冷暗所」は、シンクの下や食器棚の下に付いている扉の中です。
そのような場所がない場合には、日光が直接当たらない北向きの部屋の隅が向いていると言われています。