「戦線離脱」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「戦線離脱」は、一見では軍事行動のようにも見えますが、日常で普通に使える言葉です。
目次
- 「戦線離脱」とは?
- 「戦線離脱」の表現の使い方
- 「戦線離脱」を使った例文と意味を解釈
- 「戦線離脱」の類語や類義語
「戦線離脱」とは?
「戦線離脱」とは、何か行っていた場を離れるという意味で使います。
よく見聞きするのは、スポーツ選手が怪我をした為に「戦線離脱することになった」のような使い方です。
一時的だけということも多い表現で、上の使い方では、その怪我が治れば戻ってくる可能性も同時に示唆しています。
ただし、用い方によってはそれが(まず)ない場合もあるので、必ずしも一時的という意味を含んでいるとは限らない言葉です。
- 「戦線離脱」の読み方
「戦線離脱」の読み方
「戦線離脱」の読み方は、「せんせんりだつ」になります。
「戦線」は、戦争において敵と交戦している最前線のことで、これをスポーツの試合に出場するレギュラークラスやビジネスで直接現場に出ているような立場に置き換えて使っている言葉です。
それらも戦争とまではいきませんが、それぞれの舞台で「戦っている」ことには変わらない為、このような使われ方をしていると考えていいでしょう。
「戦線離脱」の表現の使い方
「戦線離脱」の表現の使い方を紹介します。
上で「戦線」の意味から、どの分野においても主に第一線でそれなりに活躍をしている対象に使う言葉だと分かります。
よって、スポーツやビジネスで使われることが多い言葉ですが、意外と応用も効く言葉で、「三浪しても駄目だったので、もう戦線離脱だ」のような使い方をしても構いません。
この場合、三年浪人しても駄目だったことから、その対象への受験という一線から離れることの表現になります。
「戦線離脱」を使った例文と意味を解釈
「戦線離脱」を使った例文と、その意味の解釈です。
怪我や周りによって本人の意思とは裏腹にそうなってしまう場合と、自らそうするという場合に分かれます。
- 「戦線離脱」を使った例文1
- 「戦線離脱」を使った例文2
「戦線離脱」を使った例文1
「成績が伸び悩んでいることから、不本意ながら戦線離脱となってしまった」
思ったような結果が出せない為、レギュラーから外されてしまったといったような場合に使われる例になります。
このケースでは、本人の意思ではないことが分かります。
「戦線離脱」を使った例文2
「迷惑を掛けてしまうので、自ら戦線離脱すると申し出た」
こちらは、そのままの立場に居続けると周りに迷惑になると考えて、自らその立ち位置から引くと言っています。
「戦線離脱」の類語や類義語
「戦線離脱」の類語や類義語を紹介します。
少々意味は異なりますが、こちらもよく使われる言葉です。
- 「一線を退く」【いっせんをしりぞく】
「一線を退く」【いっせんをしりぞく】
スポーツであればレギュラークラス、ビジネスなら直接現場に出るような人が、そのような役割なら少し離れた立場になる、または引退、退任するという意味で使います。
「戦線離脱」の場合、一時的ということも多いですが、この「一線を退く」は、その後に復帰することがまずない(考えていない)時に使われます。
「戦線離脱」は、主としてスポーツの現役選手に対して使われることが多いですが、応用して色々なシチュエーションで使える言葉です。