「行き場のない感情」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
悩みや怒りを感じた時に「行き場のない感情」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「行き場のない感情」とは?意味
- 「行き場のない感情」の表現の使い方
- 「行き場のない感情」を使った例文と意味を解釈
- 「行き場のない感情」の類語や類義語
「行き場のない感情」とは?意味
「行き場のない感情」の意味は「大きな辛さや苦しさを感じているけれども、解消する手段がない状態であること」です。
トラブルや悩みが生じて非常に辛いのですが、どうしたらそれが解消できるのか分からずに焦りや苛立ち、悲しみや空しさなどが入り混じった複雑な気持ちになることを言います。
- 「行き場のない感情」の読み方
- 「行き場のない感情」を分解して解釈
「行き場のない感情」の読み方
「行き場のない感情」の読み方は、「いきばのないかんじょう」になります。
慣用句や古い形式の文章では「行き場」を「ゆきば」と読みこともありますが、現代の常用漢字では「いきば」が正しい読み方になります。
「行き場のない感情」を分解して解釈
「行き場のない感情」は「行き場+の(助詞)+ない+感情」で成り立っています。
「行き場」とは「それを持って行くべき場所」「受け入れられる場所」という意味で、「行き場のない」という使い方は非常に多く「行き場のない怒り」「行き場のない悲しみ」などネガティブな気持ちを表す言葉です。
「感情」は「外からの刺激やものの見方などによって生じる気持ちの変化」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり、「受け入れられる場所がない様々な気持ち」という意味で使われています。
「行き場のない感情」の表現の使い方
「行き場のない感情」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 文章で使うことが多い
文法的な使い方
「行き場のない感情」は名詞で、「行き場のない感情はどうしたら良いのか」などと主語や目的語として使います。
文末に使う時には「行き場のない感情を抱く・持つ」などと動詞を付けて使います。
文章で使うことが多い
「行き場のない感情」は、解消できない辛い気持ちを抱えている状態の時に使います。
自分に対して使うか、人の内面を思い図った時に使う言葉で、会話よりも文章中で使われることが多くなります。
「行き場のない感情」を使った例文と意味を解釈
「行き場のない感情」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「行き場のない感情」を使った例文1
- 「行き場のない感情」を使った例文2
「行き場のない感情」を使った例文1
「急に転勤を言い渡されて行き場のない感情が湧いた」
上司から急に転勤を言い渡されて、ショックを受けたけれども断ることもできずに悶々としている様子を表しています。
「行き場のない感情」を使った例文2
「恋人をケンカ別れをして行き場のない感情を抱えた」
恋人と些細なことでケンカ別れをしてしまい、どうしたらいいのか分からずに思い悩んでいる様子を表しています。
「行き場のない感情」の類語や類義語
「行き場のない感情」の類語や類義語を紹介します。
- 「やるせない気持ち」【やるせないきもち】
- 「やりきれない心」【やりきれないこころ】
「やるせない気持ち」【やるせないきもち】
「どこへもやり場のない辛い気持ち」という意味です。
「やりきれない心」【やりきれないこころ】
「とてもやっていられないと思うこと」という意味です。
「行き場のない感情」は「大きな辛さや苦しさを感じているけれども、解消する手段がない状態であること」という意味です。
悩みや怒りを抱えてどうしたらいいか分らない時に使いましょう。