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「軒を連ねる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

日常会話で「軒を連ねる」という言葉が使われることがあります。

一体どの様な意味なのか、類語や使い方なども併せて紹介します。

軒を連ねる

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「軒を連ねる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈>


目次

  • 「軒を連ねる」とは?意味
  • 「軒を連ねる」の表現の使い方
  • 「軒を連ねる」を使った例文と意味を解釈
  • 「軒を連ねる」の類語や類義語


「軒を連ねる」とは?意味

「軒を連ねる」とは?意味

「軒を連ねる」の意味は、「数多くの家がほぼ隙間なくきっちりと建ち並んでいる様子のこと」です。

日本は海外に比べて1つの住宅の敷地が狭く、区画ごとに家がほぼ隙間なく建てられている光景を目にします。

隣の家との距離が近く、詰め合わせた様に家が建ち並んでいる様子を表します。

  • 「軒を連ねる」の読み方
  • 「軒を連ねる」を分解して解釈

「軒を連ねる」の読み方

「軒を連ねる」の読み方は、「のきをつらねる」になります。

「軒」「けん」と読み間違わない様にしましょう。

「軒を連ねる」を分解して解釈

「軒を連ねる」「軒+を(助詞)+連ねる」で成り立っています。

「軒」とは「一戸建て住宅の屋根で、外壁よりも外側に出っ張っている部分のこと」です。

建物よりも幅がある為に、よく雨宿りに使うことがあります。

「連ねる」「順番に並べること」という意味です。

「家の軒が順番に並べられていること」=「家が隙間なく建ち並んでいること」という意味の慣用句として使われる様になりました。

尚、現在ではマンションやキューブ型の家が増えてきて、「軒」が並ぶことも少なくなっています。



「軒を連ねる」の表現の使い方

「軒を連ねる」の表現の使い方

「軒を連ねる」の表現の使い方を紹介します。

  • 文法的な使い方
  • 昔ながらの町並みや土産物店などに使う

文法的な使い方

「軒を連ねる」は動詞を含んだ慣用句で、文末にそのまま使えます。

より表現を豊かにする為に「軒を連ねている」と使われることも多くあります。

形容詞として「軒を連ねた」と使われることもあります。

昔ながらの町並みや土産物店などに使う

現在では区画整備がされて、家と家との間に距離があったり、玄関前にポーチがあるなど、「軒を連ねる」とい光景が見られなくなっています。

昔ながらの町並みや、観光地の土産物店のある通りなどに対して使われています。

「軒を連ねる」を使った例文と意味を解釈

「軒を連ねる」を使った例文と意味を解釈

「軒を連ねる」を使った例文とその意味を解釈していきます。

  • 「軒を連ねる」を使った例文1
  • 「軒を連ねる」を使った例文2

「軒を連ねる」を使った例文1

「昔はこの通りは多くの商店が軒を連ねて賑わっていた」

昔繁栄した商店街ですが、現在は開発が進んで商店自体がなくなってしまった状態です。

「軒を連ねる」を使った例文2

「今でも昭和の時代の様に多くの民家が軒を連ねている」

昭和の頃の様に、多くの民家が隙間なく建ち並んでいる懐かしい風景を表しています。



「軒を連ねる」の類語や類義語

「軒を連ねる」の類語や類義語

「軒を連ねる」の類語や類義語を紹介します。

  • 「密集する」【みっしゅうする】
  • 「家並み」【いえなみ】

「密集する」【みっしゅうする】

「隙間なくぎっしりと集まること」という意味で、家や人など様々なものに使われます。

「家並み」【いえなみ】

「家が先まで続いて並んでいること」という意味です。

icon まとめ

「軒を連ねる」「数多くの家がほぼ隙間なくきっちりと建ち並んでいる様子のこと」です。

昔ながらの町並みを見た時に使ってみましょう。