「手元」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「手元」は、文字通りの解釈以外の意味でも使われる言葉です。
目次
- 「手元」とは?
- 「手元」の表現の使い方
- 「手元」を使った例文と意味を解釈
- 「手元」の類語や類義語
「手元」とは?
「手元」は、自分の今所持している範囲という意味で使われます。
「今手元にお金がない」と言えば、お金をそれほど(もしくは全く)所持していないという意味になり、「それは手元にない」と使うだけで、「それは持っていない」ことが表せます。
そして、身の回りという意味でも使える言葉で、上の「それは手元にない」は、家に帰っても持っていないという意味でも使える表現になります。
- 「手元」の読み方
「手元」の読み方
「手元」の読み方は、「てもと」になります。
読み方は特に問題ない言葉だと言えますが、「手本」と表記しないように注意してください。
尚、「手許」という表記にしても意味、及び読み方は一緒です。
ですが、こちらはあまり使われない形なので参考程度に覚えておいてください。
「手元」の表現の使い方
「手元」の表現の使い方を紹介します。
この「手元」は、主に今その場で所持しているかどうかに対して使われる言葉ですが、家に帰ればある、または何らかの形ですぐに入手が可能だという場合にも使うことができます。
このような例として、「手元に用意できるのは10万円くらいだ」と言った場合、家に帰ればそれくらいはある、もしくはコンビニなどのATMにさえ行けば、すぐにその程度は用意できるいう意味になります。
「手元」を使った例文と意味を解釈
「手元」を使った例文と、その意味の解釈です。
持っているという意味だけでなく、それがどうこうという使い方もできます。
- 「手元」を使った例文1
- 「手元」を使った例文2
「手元」を使った例文1
「眼鏡が曇って手元がよく見えない」
この使い方では、自分の手先がよく見えないと使っています。
持っているという意味以外でこのように使った場合、自分の手で実際に掴める範囲のことだと解釈してください。
「手元」を使った例文2
「今手元にはないが、明日になれば手に入るかも知れない」
現在は所持しておらず、家や簡単に手に入る範囲にもないが、明日になれば何らかの手段で手に入る可能性があると言っています。
「手元」の類語や類義語
「手元」の類語や類義語を紹介します。
先に挙げた「身の回り」が一番近い言葉になりますが、以下も類語として使えます。
- 「手回り」【てまわり】
- 「手持ち」【てもち】
「手回り」【てまわり】
あまり見聞きしない表現ですが、「手元」と同じ意味で使える言葉です。
「手回りに持ち合わせはないよ」と使うと、これといったお金(金額)は所持していないという意味になります。
「手持ち」【てもち】
この言葉は、その場で所持しているという意味で使います。
その為、「手元」の意味の範囲が限定された表現だと解釈していいでしょう。
また、慣用句として「手持ち無沙汰」(てもちぶさた)とも使われる言葉で、この意味は特にやることがなくて退屈だとなります。
「手元」は、意外と広い意味で使える言葉だと言っていいでしょう。
主に「そこにはない」(所持していない)と使う為の言葉だと捉えてください。