「謎に包まれる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ミステリー小説などを読んでいると「謎に包まれる」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「謎に包まれる」とは?意味
- 「謎に包まれる」の表現の使い方
- 「謎に包まれる」を使った例文と意味を解釈
- 「謎に包まれる」の類語や類義語
「謎に包まれる」とは?意味
「謎に包まれる」の意味は、「真実が隠された状態で、人々が知らない状態であること」です。
人やものごとについて、一般的な常識や解釈で理解できないことがあり、本当のことが分らずに皆が不思議に思っているのですが、普通に調べたり質問したりしても正確な答えが得られず、真実が分らない状態です。
まるで誰かが意図的に隠しているかの様に、他の人が知ることができない状態を表します。
- 「謎に包まれる」の読み方
- 「謎に包まれる」の言葉の成り立ち
「謎に包まれる」の読み方
「謎に包まれる」の読み方は、「なぞにつつまれる」になります。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「謎に包まれる」の言葉の成り立ち
「謎に包まれる」は「謎+に(助詞)+包まれる」で成り立っています。
「謎」は「人に意味を問いかけること・なぞなぞ」「遠まわしに言って悟らせようとすること」「正体がはっきり分らない人やものごと」という意味です。
「包まれる」は動詞「包む」の受け身形で「薄いものの中に全体を覆われる」「すっかり取り囲まれる」「心の中に秘められる」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「正体がはっきり分らない状態として隠される」という意味で使われています。
「謎に包まれる」の表現の使い方
「謎に包まれる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人やものに対して使う
文法的な使い方
「謎に包まれる」は動詞を伴っている言葉ですので、文末にそのまま使えます。
形容詞として「謎に包まれた状態」と使ったり、副詞として「謎に包まれて終わる」と使ったりします。
「謎に包まれる」は受け身の表現であり、尊敬語の意味はありません。
人やものに対して使う
「謎に包まれる」は「本当のことが分らない状態」の人やものに対して使われます。
一つのことだけではなく、全体的に分っていない時の表現です。
「謎に包まれた人」は、目の前にいるけれどもプライベートなことは誰も全く知らない人のことを言います。
「謎に包まれる」を使った例文と意味を解釈
「謎に包まれる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「謎に包まれる」を使った例文1
- 「謎に包まれる」を使った例文2
「謎に包まれる」を使った例文1
「このトラブルの原因は未だに謎に包まれている」
ビジネスで大きなトラブルがあったのですが、その原因が全く分らない状態であることを表しています。
「謎に包まれる」を使った例文2
「美人秘書のプライベートは全て謎に包まれている」
美人で有能な秘書が、年齢などプライベートを一切明かさずにミステリアスである様子を表しています。
「謎に包まれる」の類語や類義語
「謎に包まれる」の類語や類義語を紹介します。
- 「ベールに包まれる」【べーるにつつまれる】
- 「正体不明」【しょうたいふめい】
「ベールに包まれる」【べーるにつつまれる】
「薄い布で覆った様に真実が分らない状態」という意味です。
「正体不明」【しょうたいふめい】
「本当の姿が分らないこと」という意味です。
「謎に包まれる」は「真実が隠された状態で、人々が知らない状態であること」という意味です。
分らない部分が多い人やものに対して使ってみましょう。