「諸君」とは?意味や類語!例文と解釈
「諸君」という表現は、「諸君の健闘を祈る」や「諸君のおかげでここまで来れた」などの文章で使われますが、「諸君」は具体的にどのような意味を持っているのでしょうか?「諸君」という表現の「意味・読み方・使い方・語源・例文と解釈・類義語」について、分かりやすく解説していきます。
目次
- 「諸君」とは?
- 「諸君」の表現の使い方
- 「諸君」の語源
- 「諸君」を使った例文と意味を解釈
- 「諸君」の類語や類義語
「諸君」とは?
「諸君」という表現は、「主として男性が、自分と対等・同等かそれ以下の多数(複数)の男性の相手に対して、一定の親しみ・共感を込めて言う言葉」のことを意味しています。
「諸君」というのは簡単に言えば、「皆さん・君たち・あなた達」という複数の男性に対して呼びかける言葉のことを意味しているのです。
「学生諸君」というように、代名詞のような形でも使われます。
「諸君」という言葉には通常、「一定の親しみ・敬意・親愛の情」が込められているという特徴があります。
- 「諸君」の読み方
「諸君」の読み方
「諸君」の読み方は、「しょくん」になります。
「諸君」の表現の使い方
「諸君」の表現の使い方は、「主に男性が同輩・同格ないし格下(目下)の大勢の男性に対して、君たちと親愛の情や敬意を込めて呼びかける時」に使うという使い方になります。
例えば、「諸君、政治と社会の現状がこのままで構わないと本気で思っているのか?」といった文章で、「諸君」の表現を正しく使用することができます。
「諸君」の語源
「諸君」の語源は、その漢字表記が示すように「諸々(もろもろ)のあなた達・きみ達」という意味にあります。
「諸君」の「諸」という漢字には「諸々・諸(もろもろ)」という意味がありますが、「諸々」というのは「色々な・多くの・様々な」を意味しているのです。
「諸君」の「君」という漢字の語源的な意味は、「人に親しみ・尊敬の気持ちを込めて言う言葉」や「話し手に対する聞き手・あなたやきみのこと」を意味しています。
それらの語源から、「諸+君→諸君」で、「大勢のあなた達・たくさんいるきみ達」を意味するようになったのです。
「諸君」を使った例文と意味を解釈
「諸君」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「諸君」を使った例文1
- 「諸君」を使った例文2
「諸君」を使った例文1
「今回の夏の甲子園大会では、野球部諸君の活躍に期待しています」
この「諸君」を使った例文は、「諸君」という表現を、「野球部に入っているあなた達・皆さん」と親しみを込めて呼びかける意味合いで使用しています。
「諸君」を使った例文2
「今度の戦いは、今までにないような非常に厳しいものになることは確実だが、諸君の健闘を祈る」
この「諸君」を使った例文は、「(後輩・部下などに対して)君達・皆さん・お前達」と親愛の情を込めて呼びかける意味で、「諸君」の表現を使っています。
「諸君」の類語や類義語
「諸君」の類語・類義語について、分かりやすく解説していきます。
- 「皆さん・君達」
- 「諸氏・諸兄」
「皆さん・君達」
「諸君」という表現は、主に男性が同格・格下である複数の男性に対して「皆さん・君達」と呼びかける意味合いで使われています。
その意味合いから、「諸君」という表現とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「皆さん・君達」が上げられます。
「諸氏・諸兄」
「諸氏」という表現は、「男性も女性も含めた皆さん・皆様・多くの人々に、敬意を込めて呼びかける言葉」を意味しています。
「諸兄」という言葉は「男性が多く(複数)の男性に対して、親しみ・敬意を込めていう語」を意味していて、「諸兄」は「諸君」とは違って「同等・目上の相手」にも使うことができます。
これらの意味から、「諸君」と近しい似た意味を持つ類義語として、「諸氏・諸兄」を指摘できます。
この記事で解説した「諸君」の表現には、「主として男性が、自分と対等・同等かそれ以下の多数の男性の相手に対して、一定の親愛・共感を込めて言う言葉」や「あなた達・皆さんと呼びかける時の言い方」などの意味があります。
「諸君」の類語・類義語として、「皆さん・君達」「諸氏・諸兄」などがあります。
「諸君」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。