「重鎮」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「重鎮」とは?意味

「重鎮」の意味は「ある分野や組織の中で、中心人物になる人のこと」です。

ビジネスや政治団体、有志団体など組織ぐるみで活動している人達のなかで、知識や経験が深く、判断力もあるとして重用されている人のことです。

リーダーの様に目立つ存在ではなく、最後に登場して皆を落ち着かせる様なとっておきの存在です。

• 「重鎮」の読み方
• 「重鎮」の漢字を分解して解釈
• 「重鎮」と「大御所」との違い

「重鎮」の読み方

「重鎮」の読み方は、「じゅうちん」になります。

「じゅうしん」「じゅうじん」などと読み間違わない様にしましょう。

「重鎮」の漢字を分解して解釈

「重鎮」の「重」は「重い」と読み、他の言葉の上に付いて「重量があること」「程度がはなだしいこと」という意味があります。

「鎮」は「しずめる・しずまる」「おさえる」「おもし」という意味があります。

これらの漢字が組み合わさり「重みがあって他をしずめる」という意味で使われています。

「重鎮」と「大御所」との違い

「重鎮」と似た意味の言葉に「大御所」があります。

「重鎮」は、「ある分野や組織において他を抑える中心人物」という意味です。

皆をおさえながら組織を鵜動かしていく存在です。

「大御所」は、「第一線を退いても、その分野で大きな力を持っている人」という意味です。

全盛期が終わってもまだ大きな影響力を持つ人のことを言います。

ランク的には「重鎮」よりも「大御所」の方が上になります。

「重鎮」の表現の使い方

「重鎮」の表現の使い方を紹介します。

• 文法的な使い方

文法的な使い方

「重鎮」は名詞で、人を表す言葉として幅広く使えます。

文末に使われる時には「重鎮だ・である」と形容動詞になったり、「重鎮として~する」と副詞として使われたりします。

「重鎮」を使った例文と意味を解釈

「重鎮」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「重鎮」を使った例文1
• 「重鎮」を使った例文2

「重鎮」を使った例文1

「これは重鎮に意見を聞いた方がいいだろう」

担当者レベルではどの方法が良いか分らないので、最も知識と経験が豊富な人に意見を求めることを言います。

「重鎮」を使った例文2

「スポーツ界の重鎮たちが一堂に集う」

スポーツ界において、特に皆への影響力が強い選手や監督たちが集まったことを表しています。

「重鎮」の類語や類義語

「重鎮」の類語や類義語を紹介します。

• 「権威」【けんい】
• 「長老」

「権威」【けんい】

「ある分野で、知識や技術が非常に優れていて認められている人」という意味です。

力が強く他の人が従ってしまう様な雰囲気を持っています。

「長老」

「組織やグループで、最年長だったり、知識や人徳があるなどして意見を求められる立場にある人」という意味です。