「拗らせる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「拗らせる」という言葉を耳にしたり、自ら使った経験があるかと思います。
この言葉は何でもないことを変な方向に話を持っていくようなイメージがある言葉です。
それだけにこの言葉が当てはまるようなケースは、あまり出くわしたくはないものです。
そこで今回は、この「拗らせる」と言う表現に着目して考察していくことにします。
目次
- 「拗らせる」とは?意味
- 「拗らせる」の表現の使い方
- 「拗らせる」を使った例文と意味を解釈
- 「拗らせる」の類語や類義語
「拗らせる」とは?意味
「拗らせる」とは、「物事の成り行きをもつれさせて、難しくさせたり解決ができなくさせたりすること」という意味がある言葉です。
「そのような状態も長引かせてしまうこと」も表現する時に使います。
具体的には、「病気などが治りにくくなること」や「悪くして長びかせる」ということを指しています。
- 「拗らせる」の読み方
「拗らせる」の読み方
「拗らせる」は「こじらせる」という読み方をしますが、あまり目にする機会の少ない漢字だけに正確に読めるようにしておきましょう。
「拗らせる」の表現の使い方
「拗らせる」は「何でもない話を余計に変な方向に持っていき、収拾が付かなくなる」ことを言っていますので、お節介好きの人が、平穏な雰囲気の場にしゃしゃり出て来て、その場を滅茶苦茶にしてしまうような時に使われます。
「拗らせる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「拗らせる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「拗らせる」を使った例文1
- 「拗らせる」を使った例文2
「拗らせる」を使った例文1
「僕の不用意な言葉で、あの2人の関係を拗らせてしまった。何とか修復する手だてはないものだろうか?」
自分のちょっとした軽はずみな発現で仲の良かった2人の関係を悪化させてしまったのです。
何とか2人が仲直りするように尽力しなくてはなりません。
このように軽はずみな発現で、人間関係を崩してしまうことがよくあるので、普段からの発現には気を付けなければなりません。
「拗らせる」を使った例文2
「風邪を拗らせて、もう2週間になるのだが、本当は他の病気の可能性を疑う必要があるかもしれない」
風邪を「拗らせる」ことも体が辛いことには間違いありませんが、もしかすると風邪ではなくもっと重たい病気であるケースもあります。
そのために病気を患ったなら、専門医に診察してもらい適切な処置を受けることが大事です。
「拗らせる」の類語や類義語
「拗らせる」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「ややこしくする」
- 「こんがらかす」
「ややこしくする」
「ややこしくする」という言葉が「拗らせる」の類義語として扱うことができます。
「状態をより複雑にして困らしたり、問題を解決できないようにする」という意味で使われます。
「こんがらかす」
「もつれさせる」という意味がある「こんがらかす」も「拗らせる」の類義語として使うことができる言葉です。
それまで何の問題もなかったことが、人の発言が「拗らせる」ことになることがよくあります。
皆さんもそのような経験をお持ちかもしれませんが、できるなら普段からの発現も意識して使うようにしておくことです。