「多言」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「多言」は、同じ発音の別の言葉と間違えないように注意が必要です。
目次
- 「多言」とは?
- 「多言」の表現の使い方
- 「多言」を使った例文と意味を解釈
- 「多言」の類語や類義語
「多言」とは?
「多言」とは、「多くを語る」という意味のある言葉です。
冒頭にも書いたように、「他言」という言葉と間違えない気を付けて使ってください。
そちらの言葉は「他人に話す」という意味になり、この「多言」とは全く異なるので、使われ方で簡単に区別が付きますが、問題はパソコンやスマホでの変換時です。
- 「多言」の読み方
「多言」の読み方
「多言」の読み方は、「たごん」になります。
「他言」も同じ読み方な為、明らかに本当は「多言」と使おうと思って使われている「他言」を見掛けるといったことがあります。
「たごん」と読む言葉はこの2つだけで、変換時に一見では区別が付きにくいこともあるので、それに充分に注意してください。
「多言」の表現の使い方
「多言」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、必要以上に多くと語るというニュアンスで使うことが多く、「お前はいつも多言し過ぎだ」などと用います。
また、「おしゃべり」だという意味でも使える言葉で、「随分と多言な人だ」とすると、とてもおしゃべりな人だという解釈になり、こちらもあまりいい意味にはなりません。
解釈が難しいのが、文字で「多言するな」のように使われた時で、「多くを語るな(余計なことまで喋るな)」となりますが、もし「他言」と間違えて使っていたとすると、「人には語るな」という意味になってしまいます。
これは、前後の文脈や話の内容から判断するしかありません。
「多言」を使った例文と意味を解釈
「多言」を使った例文と、その意味の解釈です。
難しい意味で使うことはない為、解釈に困るような使われ方はまずありません(「他言」の間違いではなく、きちんと「多言」として使っている場合です)。
- 「多言」を使った例文1
- 「多言」を使った例文2
「多言」を使った例文1
「彼はいつもながら、多言が過ぎる傾向がある」
その彼はいつも余計なことまで喋ってしまうと言っています。
いわゆる「おしゃべり」だと言っているのと同じで、先にも書いたように、いい意味で使うことはまずない言葉です。
「多言」を使った例文2
「この件については、多言は控えて欲しい」
この件にについての必要以上の発言は控えるようにと使っている例です。
これもまた、「他言」の方にしても意味が通じてしまう使い方で、そちらにすると誰にも話さないようにという意味になります。
「多言」の類語や類義語
「多言」の類語や類義語を紹介します。
「おしゃべり」という意味では一緒です。
- 「喋々」【ちょうちょう】
「喋々」【ちょうちょう】
「延々と語り続ける」という意味で使われます。
「そう喋々とまくし立てられても、結論は変わらない」といった使い方になり、うるさく喋る様子が表現されている言葉です。
「多言」は、それほど見聞きする言葉ではありませんが、「他言」との違いも含めて意味や使い方をきちんと覚えておきましょう。