「骨の髄まで吸い尽くす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で少し大袈裟に「骨の髄まで吸い尽くす」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「骨の髄まで吸い尽くす」とは?意味
- 「骨の髄まで吸い尽くす」の表現の使い方
- 「骨の髄まで吸い尽くす」を使った例文と意味を解釈
- 「骨の髄まで吸い尽くす」の類語や類義語
「骨の髄まで吸い尽くす」とは?意味
「骨の髄まで吸い尽くす」は「相手を自分の都合のいい様に利用して、利益や財産をすっかり横取りすること」という意味です。
相手に対して依存している状態で、自分が有利になる様にさまざまな状況を設定します。
相手はそうとは知らずに様々なことで優遇措置を取り、最終的には利益や財産、付加価値のあるものなどを全て自分のものにしてしまい、相手に何も残らない状態にすることを言います。
- 「骨の髄まで吸い尽くす」の読み方
- 「骨の髄まで吸い尽くす」の由来
「骨の髄まで吸い尽くす」の読み方
「骨の髄まで吸い尽くす」の読み方は、「ほねのずいまですいつくす」になります。
「骨の髄まで吸い尽くす」の由来
「骨の髄まで吸い尽くす」の由来は、「身体の最も奥の部分まで吸い取られ果てること」という意味からきています。
人の身体の内部には皮膚、筋肉組織、脂肪、骨があり、更にその骨の内部には「骨髄」という黄色くて柔らかい結合組織があります。
「人の身体の最も奥にある骨髄まで全て吸い取ること」という意味から「利益や財産をすっかり横取りすること」という意味で使われています。
「骨の髄まで吸い尽くす」の表現の使い方
「骨の髄まで吸い尽くす」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 非情な仕打ちを表す
文法的な使い方
「骨の髄まで吸い尽くす」は動詞を含んだ慣用句なので、文中にそのまま使います。
また、他人からその様な行為を受けた時には受け身形として「骨の髄まで吸い尽くされた」として使います。
副詞として「骨の髄まで吸い尽くして」として使うこともあります。
非情な仕打ちを表す
「骨の髄まで吸い尽くす」は相手に対して酷い仕打ちをしている時に使います。
相手から憎まれるなど良い意味ではありません。
「骨の髄まで吸い尽くす」を使った例文と意味を解釈
「骨の髄まで吸い尽くす」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「骨の髄まで吸い尽くす」を使った例文1
- 「骨の髄まで吸い尽くす」を使った例文2
「骨の髄まで吸い尽くす」を使った例文1
「彼はいつまでも働かずに両親に対して骨の髄まで吸い尽くすつもりだ」
いつまでも就職しないで家にいて、両親の財産を使い放題にしている状態を表しています。
「骨の髄まで吸い尽くす」を使った例文2
「会社をのっとられて骨の髄まで吸い尽くされた」
悪意のある相手に計画的に会社をのっとられてしまい、更には個人的な財産まで奪われてしまったことを表しています。
「骨の髄まで吸い尽くす」の類語や類義語
「骨の髄まで吸い尽くす」の類語や類義語を紹介します。
- 「骨までしゃぶる」【ほねまでしゃぶる】
- 「搾り取る」【しぼりとる】
「骨までしゃぶる」【ほねまでしゃぶる】
「自分の欲を満たす為に、相手から金銭や価値のあるものを徹底的に引き出すこと」という意味です。
「搾り取る」【しぼりとる】
「相手の元に何もなくなるまで金銭や価値のあるものを奪うこと」という意味です。
「骨の髄まで吸い尽くす」は「相手を自分の都合のいい様に利用して、利益や財産をすっかり横取りすること」という意味です。
かなりネガティブな言葉ですので、注意して使いましょう。