「引っ立てる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「引っ立てる」という言葉を聞くと、どのような場面を連想するでしょうか?
この言葉は、普段の会話の中ではあまり使われることがないように思えるのですが、特殊なケースで時折出て来るフレーズかもしれません。
そこで今回は、この「引っ立てる」という表現について、その意味や使い方を調べてみることにします。
目次
- 「引っ立てる」とは?意味
- 「引っ立てる」の表現の使い方
- 「引っ立てる」を使った例文と意味を解釈
- 「引っ立てる」の類語や類義語
「引っ立てる」とは?意味
「引っ立てる」とは「無理に引っ張って連れて行く」という意味を持つ言葉ですが、かなり強引に連れていく印象がある言い回しです。
- 「引っ立てる」の読み方
「引っ立てる」の読み方
「引っ立てる」とは、「ひったてる」という読み方をしますが、使われている漢字も平易なものなので、難しく考える必要はありません。
「引っ立てる」の表現の使い方
「引っ立てる」は「無理矢理に引っ張って行く」という意味がありますので、犯罪の場面で容疑者が連行されるようなシーンで使われることになります。
そのような意味で、日常的に使われることが少なく、限定的なシチュエーションで用いられることになるでしょう。
「引っ立てる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「引っ立てる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「引っ立てる」を使った例文1
- 「引っ立てる」を使った例文2
「引っ立てる」を使った例文1
「普段は物静かな初老のおじさんのイメージがある隣人の男性ですが、昨夜、泥棒を取り押させて、警察に引っ立てていったのです」
このように「引っ立てる」は「力ずくで相手を押さえて連れていく」という意味があるので、泥棒を捕まえた時に出てきます。
しかし、この例文では普段、静かな温和な印象のある隣人が、いざという時に、このような動きをするのですから、とても驚くことは間違いありません。
「引っ立てる」を使った例文2
「殺人事件の容疑者が、やっと警察署へ引っ立てられたので、ホッと胸をなでおろしているところです」
近所で殺人事件があったなら、不安に駆られることは、当然のことでしょう。
まだ、犯人が近くにいるかもしれないと思うと気が気でなりません。
その犯人も警察に「引っ立てられた」ことで、やっと安心して眠ることができるでしょう。
「引っ立てる」の類語や類義語
「引っ立てる」を他の言葉で表現するなら、どのようなものがあるかを見ていくことにします。
- 「取り押さえる」【とりおさえる】
- 「羽交い絞めにする」【はがいじめにする】
「取り押さえる」【とりおさえる】
「取り押さえる」が「引っ立てる」の類義語の1つとして挙げることができます。
「逃げようとする者を捕まえる」、「動いたり暴れたりする者を押さえ留める」という意味で、「現行犯を取り押さえる」といったような表現で使われます。
「羽交い絞めにする」【はがいじめにする】
「羽交い絞めにする」とは、拘束術や逮捕術の1つですが、レスリングなどの格闘技で関節技としても使わています。
この「羽交い絞め」に遭うと、もう身体を自由に動かすことができなくなります。
「引っ立てる」の意味や使い方を紹介してきましたが、どうしても活用シーンは、かなり限られてくることが分かったと思います。
しかし、このような表現も学んでおくと、言葉のボキャブラリーを増やすことになるので、知っておいて損はないでしょう。