「奮い起こす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「奮い起こす」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「奮い起こす」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「奮い起こす」とは?意味
- 「奮い起こす」の表現の使い方
- 「奮い起こす」を使った例文と意味を解釈
- 「奮い起こす」の類語や類義語
「奮い起こす」とは?意味
「奮い起こす」というのは「くじけそうになるのを励まして再び気力を充実させる」、「奮い立たせる」という意味になります。
それ以外にも学術や産業などが盛んになるように力を入れる時にも使われる表現であり、例えば「商業を奮い起こす」などとも使われますね。
一般的には励まして気力を充実させるという意味で使われることが多く、例えば「友人を奮い起こす」「自分の勇気を奮い起こした」などと使われます。
誰でも何かに対してくじけそうになり、もうやめようと思うことなどがありますよね。
そのような時に思い直し、もっと頑張ろう、これからも続けていこう、と思ったら、それは「奮い起こす」ということになります。
- 「奮い起こす」の読み方
「奮い起こす」の読み方
「奮い起こす」の読み方は、「ふるいおこす」になります。
日常的に使う表現ではありませんが、「奮い立たせる」などと合わせて知っておきたい表現だといえます。
「奮い起こす」の表現の使い方
「奮い起こす」の表現の使い方を紹介します。
これは「情緒や感情、反応などを引き起こす」、「掻き立てる」という意味になりますので、例えば職場で落ち込んでいる人がいたら「その人を励まして奮い起こした」などと使えます。
仕事でミスをしてしまったり、怒られてしまったりすると自分なんて仕事ができない、自分なんて情けない、と思ってしまうこともあるかもしれませんね。
もしもそのような同僚がいた場合、励ますこともあるでしょう。
もしもその人がまた元気を取り戻したならば、それはその人を「奮い起こした」ということになります。
「奮い起こす」を使った例文と意味を解釈
「奮い起こす」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「奮い起こす」を使った例文1
- 「奮い起こす」を使った例文2
「奮い起こす」を使った例文1
「彼は気力を奮い起こし、翌日からも勉強を続けた」
誰しも、受験勉強や試験に向けての勉強など、学問に取り組まなければいけないことがありますよね。
しかし受験勉強などはとても辛いもので、落ち込むこともあるのではないでしょうか。
大学受験などは年末年始も返上で勉強したのに、模擬試験を受けたら思わしくない結果が出てショックだった、などという経験を持つ人もいるかもしれません。
しかし、少し休憩して「もっと頑張ろう」と思えたならば、それは自分で自分を奮い起こした」といえます。
「奮い起こす」を使った例文2
「両親はいつも上手に子供たちを奮い起こした」
両親から力を与えてもらうこともあるかもしれません。
落ち込んだとき、両親が話を聞いてくれて適切なアドバイスをくれたら、これからも頑張ろうと思いますよね。
子供の年齢によっても話の聞き方を使い分けなければいけないこともあるでしょう。
両親が「奮い起こして」くれることもあるかもしれません。
「奮い起こす」の類語や類義語
「奮い起こす」の類語や類義を紹介します。
- 「力付ける」【ちからづける】
- 「掻き立てる」【かきたてる】
「力付ける」【ちからづける】
「力付ける」は相手に対して力がわくように応援したりこぼしたりすること、という意味になります。
一般的に励ましを与えるときに使われる表現です。
「掻き立てる」【かきたてる】
「掻き立てる」とは勢い良くかき回して混ぜる、という意味ですが、刺激を与えて感情や行動を起こすように促す、という時にも使われます。
これ以外にも薪や炭火をつついて火の勢いを強くする時にも使われます。
「奮い起こす」という表現は教養として知っておきたいですね。
周りを元気付けられる存在になりたいものです。