「目もくれず」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「目もくれず」は、日常でよく使われる言葉なので、しっかり意味と使い方を覚えておきましょう。
目次
- 「目もくれず」とは?
- 「目もくれず」の表現の使い方
- 「目もくれず」を使った例文と意味を解釈
- 「目もくれず」の類語や類義語
「目もくれず」とは?
「目もくれず」は、全く気にしない、関心をもたないという意味で使われます。
「そんなことには目もくれず~」のように使われる言葉で、そんなことと表現される内容はどうでもいいと解釈できる使い方です。
上のように、他の事柄に対して「気にする必要がないこと」を表現する為の言葉で、それよりも大事、大切な対象と共に使われます。
「目もくれず」の表現の使い方
「~には目もくれず」と使った場合、その「~はどうでもいいので」と言い換えることができます。
よって、先のようにそれよりも優先度が上の対象がある場合に使う表現です。
「雨になど目もくれず、一路目的地に向かった」とすると、雨が降っていることなどお構いなしに、目的地に向かうことを最優先したと言っています。
このように、この「目もくれず」と使う時には、どうでもいいと表現される対象とそれに対して優先すべき違う事柄と共に用いますが、「目もくれない」という形にすると、どうでもいいことだけが表現でき、「そんなことには目もくれない」などという使い方がその例になります。
「目もくれず」を使った例文と意味を解釈
「目もくれず」を使った例文と、その意味の解釈です。
この形のまま使っている例文を挙げていきます。
- 「目もくれず」を使った例文1
- 「目もくれず」を使った例文2
「目もくれず」を使った例文1
「世間の流行になど目もくれず、自分のスタイルを大切にしている」
世間で流行っていることには全く関心がなく、自分のスタイルだけを大切にしていると使っています。
周りとの調和などから、流行が大切になることもありますが、それに流されないスタイルもまた大切なものです。
「目もくれず」を使った例文2
「4等や5等には目もくれず、1等、2等といった高額当せんしか見ていない」
宝くじのようにいくつか賞の等級がある場合に、下の等級には何も興味がないと言っているのと同じです。
確かにそのような対象であれば、下の賞を目当てにしていることはまずないと言えるでしょう。
「目もくれず」の類語や類義語
「目もくれず」とよく似た意味で使える言葉です。
置き換え表現としても使えます。
- 「考慮に値せず」【こうりょにあたいせず】
「考慮に値せず」【こうりょにあたいせず】
「~には目もくれず」は、この言葉を使って「~は考慮に値せず」と言い換えられます。
また、「目もくれない」と同様に、この形のまま特に比較対象を用いずに使うこともできる言葉で、「そんな結果は考慮に値せずだ」のように使うと、そんな結果はどうでもいいというだけの意味になります。
「考慮せず」でもほぼ同じ意味ですが、「値せず」と使うことで、よりこの言葉の対象がどうでもいいと表現できます。
「目もくれず」は、他にもっと優先すべき事柄がある場合に使う表現です。
特にそれがない場合には、「目もくれない」という形にして使うといいでしょう。