「持ち出し厳禁」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
資料などで「持ち出し厳禁」というラベルを見掛けることがありますが、一体どの様な意味なのでしょうか。
類語や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「持ち出し厳禁」とは?
- 「持ち出し厳禁」の表現の使い方
- 「持ち出し厳禁」を使った例文と意味を解釈
- 「持ち出し厳禁」の類語や類義語
「持ち出し厳禁」とは?
「持ち出し厳禁」の概要について紹介します。
- 「持ち出し厳禁」の読み方
- 「持ち出し厳禁」の意味
- 「持ち出し厳禁」を分解して解釈
- 「厳禁」と「禁止」の違い
「持ち出し厳禁」の読み方
「持ち出し厳禁」は「もちだしげんきん」と読みます。
「禁止(きんし)」と読み間違える人がいますが「厳禁」です。
「持ち出し厳禁」の意味
「持ち出し厳禁」の意味は、「絶対にその場所から持って出てはいけない」です。
高価なものや貴重なもの、機密性の高いものなどは、外に持って出ると後から何らかの事故やトラブルが起きる可能性があります。
しっかりと管理をする為にも、決まったエリア以外に持って出ない様にルールを定めているのです。
「持ち出し厳禁」を分解して解釈
「持ち出し厳禁」は「持ち出し+厳禁」で成り立っています。
「持ち出し」は動詞「持ち出す」の名詞形で「外へもって出ること」という意味です。
「厳禁」は「厳重に禁止すること」を省略した言葉です。
以上の漢字が組み合わさり「外へもって出ることを厳重に禁止する」という意味で使われています。
「厳禁」と「禁止」の違い
「厳禁」と似た意味の言葉に「禁止」があります。
「厳禁」は「絶対にやっていはいけない」という意味で、それをすると大きな事故やトラブルに見舞われたり、最悪の場合命の危険に関わる様なことを表します。
「禁止」は「ルールや常識としてやってはいけないこと」という意味です。
「その組織や地方で、迷惑がかかったり危険性があると判断されていることを表します。
「持ち出し厳禁」の表現の使い方
「持ち出し厳禁」が使われるシーンを紹介します。
- 図書館の秘蔵書に
- 会社の器具備品に
- 会社の資料に
図書館の秘蔵書に
高価な書物や、歴史的な価値の高い文献などで、持ち出されて破損すると、金額的にも歴史学的にも損失に当たると判断されるものに対して使われます。
会社の器具備品に
誰でも使えて持ち運びができる器具備品で、共有スペースに置いておくといつの間にか誰かが自分の机に持っていってしまい、元に戻すのを忘れてしまうものに対して使われます。
裁断機や大型ホチキス、鉛筆削りなどがあります。
会社の資料に
会社の情報などが記載されている資料は、持ち歩くと秘密が漏えいする危険があります。
カギをかけた書庫などに保管されて、「持ち出し厳禁」だけではなく、閲覧するのにも許可が必要なところもあります。
「持ち出し厳禁」を使った例文と意味を解釈
「持ち出し厳禁」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「持ち出し厳禁」を使った例文1
- 「持ち出し厳禁」を使った例文2
「持ち出し厳禁」を使った例文1
「人事部の書類は全て『持ち出し厳禁』です」
人事部には従業員の個人情報に関わる書類が数多くあるので、全てにおいて絶対に持ち出しを禁じていることを表しています。
「持ち出し厳禁」を使った例文2
「『持ち出し厳禁』でしかも『複写禁止』だそうだ」
持ち出しが禁じられているだけではなく、必要な部分をコピーするのも禁止されていることを表しています。
「持ち出し厳禁」の類語や類義語
「持ち出し厳禁」の類語を紹介します。
- 「社外秘」【しゃがいひ】
- 「禁帯出」【きんたいしゅつ】
「社外秘」【しゃがいひ】
「会社の外には絶対に出してはいけない秘密事項」という意味です。
「禁帯出」【きんたいしゅつ】
「図書館の館内でのみ閲覧可能で、持ち出し禁止の資料のこと」です。
「持ち出し厳禁」は「絶対にその場所から持って出てはいけない」という意味です。
かなり厳しい表現ですので絶対に守りましょう。