「持ち掛ける」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「持ち掛ける」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
この言葉は、他人から何か声を掛けられるという印象がありますが、日常でもよく出て来る言葉でしょう。
しかし、あまり意識せずに使われることも少なくないので、言葉の意味を詳しく意識せずに何となく使っている場合があるかもしれません。
そこでここで、この「持ち掛ける」にフォーカスして、その意味や使い方を見ていくことにします。
目次
- 「持ち掛ける」とは?
- 「持ち掛ける」の表現の使い方
- 「持ち掛ける」を使った例文と意味を解釈
- 「持ち掛ける」の類語や類義語
「持ち掛ける」とは?
「持ち掛ける」とは、「話を切り出して働き掛けること」という意味を持つ言葉です。
何か他人にささやくように話を持って来るような印象を受けます。
- 「持ち掛ける」の読み方
「持ち掛ける」の読み方
「持ち掛ける」は「もちかける」という読み方になりますが、難しい漢字が使われているわけではないので、ここでしっかりとチェックして間違いなく読めるようにしておきましょう。
「持ち掛ける」の表現の使い方
「持ち掛ける」は「話を切り出して働き掛けること」ということを指していますので、人が他人に相談をしたり、何か新しいことを人にやらせる場合に使われることになります。
例えば、「お金儲けの話を持ち掛けて、相手をその気にさせる」といったような使い方があります。
「持ち掛ける」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「持ち掛ける」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「持ち掛ける」を使った例文1
- 「持ち掛ける」を使った例文2
「持ち掛ける」を使った例文1
「様々なクライアントが、わがコンサルティング会社に相談を持ち掛けるのですが、その多く業務効率化の課題ばかりです」
ビジネス業界では、様々なコンサルティング会社がありますが、その中には、クライアントとなる企業の体質強化や組織再編・業務効率化などの相談が少なくありません。
コンサルティング会社から見れば、企業運営の初歩的なことさえ、相談してくるので、苦労が絶えないようです。
「持ち掛ける」を使った例文2
「10数年ぶりに会った高校時代のクラスメートが、僕に儲け話を持ち掛けてきたのだが、どうも胡散臭くで怪しいのです」
学校を卒業して以来、全く連絡がなかったクラスメートから、いきなり電話やメールが送られてることがあります。
その中には、この例文のように、儲け話を「持ち掛けて」来る人もいます。
しかし、その多くはとても胡散臭くて危ない場合があるので、このようなケースの場合、注意が必要です。
「持ち掛ける」の類語や類義語
「持ち掛ける」を他の言葉で言い換えると、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「勧める」【すすめる】
- 「談判」【だんぱん】
「勧める」【すすめる】
「勧める」が「持ち掛ける」の類義語として挙げることができます。
「相手にあることをするように働きかける」という意味で使われています。
この他にも、「相手に物を差し出してその飲食や利用を促す」という意味でも使われています。
「談判」【だんぱん】
「談判」という言葉もありますが、「揉め事に決着をつけたり、こちらの要求を通したりするために相手と話し合うこと」という意味になります。
「持ち掛ける」よりは、限定的な意味が強い言葉かもしれません。
「持ち掛ける」という言葉の意味や活用シーンを紹介してきましたが、この言葉を使う時は、少し怪しい場面の印象があります。
しかし、その他にも「相談も持ち掛ける」というような使い方もあるので、話の流れに合った使い方を正しく理解しておくことが大切です。