「見境ない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「見境ない」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「見境ない」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「見境ない」とは?
- 「見境ない」の表現の使い方
- 「見境ない」を使った例文と意味を解釈
- 「見境ない」の類語や類義語
「見境ない」とは?
「見境ない」というのは「物事の区別がつかない」、「あるいは区別をつけない」という意味を指しています。
「その違いを判断しない」、「どれもこれも一緒くたにして扱う」、「手当たり次第に手を出す」という意味でも使われますね。
例えば、「彼は見境ないから」と言えば、一般的にそれはその男性が手当たり次第に女性に手を出しているという意味になります。
女性の様子や違いなどを判断せず、誰でも良いからと手を出した場合、それは「見境ない」ということになります。
- 「見境ない」の読み方
「見境ない」の読み方
「見境ない」というのは「みさかいない」と読みます。
特に恋愛について述べるときに使われる表現ですので、よく知っておきたいですね。
「見境ない」の表現の使い方
「見境ない」というのは「一緒くたにして扱う」、「手当たり次第に手を出す」という時によく使われる表現です。
例えば、女性の中にも「お金持ちの男性には見境ない」という人がいるかもしれません。
婚活をすると、多くの女性は男性に対して年収800万円以上を求める人が多いと言われていますが、実際にそこまでの年収がある男性ならば誰でも良い、と思っていたとしましょう。
それはまさに「見境ない」ということになります。
「見境ない」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「見境ない」を使った例文1
- 「見境ない」を使った例文2
「見境ない」を使った例文1
「彼女はイケメンには見境ないから気をつけて」
イケメンならば誰でも良いと考えている人もいる間ではないでしょうか。
確かに男性と付き合うならばイケメンと付き合いたいものですが、だからといってイケメンならば誰でも良いというわけにはいかないですよね。
顔だけで判断せず、その人の性格や物の考え方なども考慮していかなければいけません。
「見境ない」を使った例文2
「彼は女性関係に関しては見境ない」
どれだけ仕事ができ、かっこ良い男性であったとしても、女性に対して「見境ない」ようでは嫌がられてしまうこともあるかもしれません。
とにかく次から次へと様々な女性と付き合っている、どのような女性でもあまり関係ない、本人はそれに誇りを持っている、などということであれば、見境ないと言われてしまっても仕方がないでしょう。
「見境ない」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「無差別」【むさべつ】
- 「無分別」【むふんべつ】
「無差別」【むさべつ】
「無差別」というのは取り扱いに違いがないことを指しています。
「無差別殺人」などと使われますね。
「無分別」【むふんべつ】
「無分別」というのは分別がなく、思慮がなくて軽率なことを指しています。
「年甲斐もなく無分別なことをいう」などと言われます。
「見境ない」という表現はネガティブな意味合いで使われることが多いですので、ぜひ覚えておきましょう。
「見境ない」とは言われないようにしたいものですね。