「改まる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「改まる」は、少し堅い表現に言い換えると意味がよく分かります。
目次
- 「改まる」とは?
- 「改まる」の表現の使い方
- 「改まる」を使った例文と意味を解釈
- 「改まる」の類語や類義語
「改まる」とは?
「改まる」とは、今までとは違う状態になることを指して使う言葉です。
主にそれまでよりよくなる場合に使われる言葉で、「改正される」と言い換えても意味は一緒です。
ただし、そう使った方はよくなると考えていても(そう考えて「改めた」場合でも)、今までの方がよかったと考える人も居るかも知れません。
よって、「今までよりよくする」というニュアンスで使うことが多いながら、必ずしもそうとは限りません。
- 「改まる」の読み方
「改まる」の読み方
「改まる」は、「あらたまる」と読んでください。
言い換えの「改正される」は、「かいせいされる」となり、正しく改められることだと思われがちですが、「改まる」と同じく、そう使った方が正しいと考えているだけという場合もあるので注意が必要です。
何かのタイトルに「○○改」と付ける場合がありますが、それは、元の○○の何かを「改めた」という意味が込められています。
有名なのは戦時中の陸軍戦闘機の「紫電改」で、「紫電」という元の戦闘機の色々な面を改めて、性能が上がったモデルとなっています。
「改まる」の表現の使い方
「改まる」は既に挙げたように「改めた」、「改まった」とすると、それが終わったという表現になります(読み方は、いずれも「改」を「あらた」と読んでください)。
そして、物理的な対象だけでなく、態度や様子などにも使える言葉です。
「あいつも態度を改めたようだ」と使うと、それまでとはがらりと態度が変わったという意味になり、多くの場合でよい方にそれが行われたと解釈していいでしょう。
「改まる」を使った例文と意味を解釈
「改まる」を使った例文と、その意味の解釈ですが、そう簡単には行えないことも多いのが実情です。
- 「改まる」を使った例文1
- 「改まる」を使った例文2
「改まる」を使った例文1
「この会社の体質がそう簡単に改まるとは考えにくい」
会社としての体質とは、いわゆる体育会系だったり、トップダウンだったりといったような社風とも表現できるその会社独自のスタイルです。
よって、簡単には変わらないものです。
「改まる」を使った例文2
「そこまで改まることは期待していない」
それほど大きくは変わらないだろうと使っています。
「改まる」は、それなりに大きく変わる時に使う言葉で、多少変わるという程度ではあまり用いません。
「改まる」の類語や類義語
「改まる」と似た意味で使える言葉です。
かなり変わる場合には、こちらの方向いています。
- 「一新する」【いっしんする】
「一新する」【いっしんする】
新しいものに変わるという意味の言葉です。
「改まる」結果、それまでとは大きく変わる場合に同様の意味になります。
例えば、鉄道のダイヤ(時刻表)の改正時に、以前とはかなり異なるものになる時などに適当な表現です。
完全に違うものになる訳ではなくても、大きく様変わりする場合に使ってください。
「改まる」は、先のように「改正される」と言い換えると分かりやすい言葉です。
この言い換えができないことはないと考えて構いません。