「引き合いに出す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「引き合いに出す」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「引き合いに出す」とは?
- 「引き合いに出す」の表現の使い方
- 「引き合いに出す」を使った例文と意味を解釈
- 「引き合いに出す」の類語や類義語
「引き合いに出す」とは?
「引き合いに出す」の概要について紹介します。
- 「引き合いに出す」の読み方
- 「引き合いに出す」の意味
- 「引き合いに出す」を分解して解釈
「引き合いに出す」の読み方
「引き合いに出す」は「ひきあいにだす」と読みます。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「引き合いに出す」の意味
「引き合いに出す」の意味は「比較するものを提示すること」です。
ものごとについて議論したり分析したりする時に、参考として他のものと比較することでよく理解できることがあります。
納得して決断する為に、似ているものや違いが明確に分るものを挙げることを言います。
「引き合いに出す」を分解して解釈
「引き合いに出す」は「引き合い+に(助詞)+出す」で成り立っています。
「引き合い」は「2つのものがお互いに引っ張り合う」「結びつきやつながりがある」という意味です。
「出す」は「外の方へ移動する」「表立ったところに発表する」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「つり合いが取れるものを引っ張り出して人に見せる」という意味で使われているのです。
「引き合いに出す」の表現の使い方
「引き合いに出す」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- お互いに共通点があるもの
- ビジネススキルとして使われる
文法的な使い方
「引き合いに出す」は動詞として文末にそのまま使えます。
副詞として「引き合いに出して」と使ったり、「引き合いに出される」と受け身形で使います。
お互いに共通点があるもの
「引き合いに出す」は、お互いに何らかの共通点があり、比較することでそれぞれのメリット・デメリットがはっきりとする時に使われます。
全く違うジャンルのものを比較する時には使われません。
ビジネススキルとして使われる
「引き合いに出す」は、ビジネススキルとして相手に自社製品を効果的に見せる時にも使われます。
その際に比較の対象となるものは、売りたい商品よりも意図的に何らかのデメリットがあるのが使われることが多くなります。
「引き合いに出す」を使った例文と意味を解釈
「引き合いに出す」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「引き合いに出す」を使った例文1
- 「引き合いに出す」を使った例文2
「引き合いに出す」を使った例文1
「過去の成功例を引き合いに出して原因を探った」
ものごとがうまく行かない時に、同じ内容で過去に成功した例を参考にして、何が原因なのかを考えたことを表しています。
「引き合いに出す」を使った例文2
「姉を引き合いに出してお見合いを押し付けられた」
姉がいつまでも結婚できないことを理由に、お見合い話を持ち込まれたことを表しています。
「引き合いに出す」の類語や類義語
「引き合いに出す」の類語や類義語について紹介します。
- 「引用」【いんよう】
- 「参照」【さんしょう】
「引用」【いんよう】
「人の文章や言葉を、自分の文章の中にそのまま用いること」という意味です。
「参照」【さんしょう】
「2つ以上のものを照らし合わせること」という意味です。
「引き合いに出す」は「比較するものを提示すること」という意味です。
ビジネスで、何かの判断に迷い、他のものや例を提示して比較する時に使ってみましょう。