「凡作」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「凡作」は、そこまで悪い意味ではありませんが、決していい表現ではありません。
目次
- 「凡作」とは?
- 「凡作」の表現の使い方
- 「凡作」を使った例文と意味を解釈
- 「凡作」の類語や類義語
「凡作」とは?
「凡作」とは、平凡でありふれている作品に対して使われる言葉です。
それが映像作品であれば、どこかで見たような表現や技法の集まりで、何も目新しいものがないつまらない作品と言っていると解釈していいでしょう。
ですが、もっと悪く表現する類語が存在する為、それほどくだらないという意味まではいかず、どこにでもある(が故につまらない)と言っていると考えるのがいいでしょう。
- 「凡作」の読み方
「凡作」の読み方
「凡作」は、「ぼんさく」と読んでください。
「平凡」(へいぼん)の「凡」と使って、そのような「作」品だと表現している言葉で、自分の作った作品がこのように言われてしまうのは、全く名誉なことではありません。
よって、簡単に使うべき言葉でもありませんが、一視聴者として、あくまで自分から見た評価という形で用いる分にはそこまで制作者などに配慮する必要はなく、そうだと思ったドラマや映画の感想などによく用いられます。
「凡作」の表現の使い方
この「凡作」という言葉は、「所詮は凡作だね」のように使われます。
どうしても上からの言い方になってしまう為、制作者を前にして使う表現ではなく、そのような人に直接は見聞きされないように隠れて使うこと(結果的にそうなっている場合も含めて)がほとんどです。
しかし、遭えて直接この言葉で作品を表現することで、自作はそうはならないようにと暗に伝えることができます。
ただし、そのような使い方ができるのは、制作者サイドとかなり親しい関係だったり、スポンサーなどの(上から物を言っても構わない)立場に限られます。
「凡作」を使った例文と意味を解釈
「凡作」を使った例文と、その意味の解釈です。
いい意味はない言葉なので、基本的には慎重に使うべきです。
- 「凡作」を使った例文1
- 「凡作」を使った例文2
「凡作」を使った例文1
「世間で凡作と言われる映画を観てみたが、正にその通りだった」
世間の評価は正しかったと使っていますが、その通りと表現することで、自分も同じく「凡作」だと言っているのと同じです。
よって、このような用い方も充分に上からの評価になります。
「凡作」を使った例文2
「何を作っても凡作だと言われてしまう自分には才能がないようだ」
決してそうとは限りませんが、既に世に出ているアイデア(の一部)を参考にすると、どうしてもそれと似たものとなってしまう可能性が否めません。
全くのオリジナルも難しいとは思いますが、何を作っても凡作と言われるような状況であれば、それも考えないといけないでしょう。
「凡作」の類語や類義語
先に挙げた、「凡作」より悪い意味になる言葉です。
似たニュアンスで使うこともできますが、こちらは明らかに悪いと言っている表現です。
- 「駄作」【ださく】
「駄作」【ださく】
「くだらない作品」を表して使う言葉です。
明らかに「くだらない」と言っている表現になる為、「凡作」より悪い評価になります。
「素晴らしい作品」を表現する「名作」の対義語でもあり、一番低い評価だと解釈してもいいくらいです。
「凡作」は、上で紹介した更に下の「駄作」という表現がある為、そこまで悪いと言われている訳ではありませんが、決していい評価はしていない言葉です。