「当て字」とは?具体例も挙げて詳しく解説!
「当て字」には、わざと使っている場合と、それでしか漢字で表現できない場合の二通りがあります。
目次
- 「当て字」とは?
- 「当て字」の概要
- 「当て字」の具体例
「当て字」とは?
「当て字」とは、本来はそのような漢字ではないにも関わらず、使っている表記です。
例えば、「うらやましい」は、本来の漢字で表記すると「羨ましい」となりますが、当て字で「裏山(しい)」などと使われることがあります。
この場合はわざ(主に若者が好んで)とそのように用いていますが、「篭球」と書いて「バスケットボール」と読むような当て字も存在し、こちらは「無理矢理漢字表記にした場合」だと解釈してください。
「当て字」の概要
先のように、遭えて間違っていると言える漢字を使う方の当て字は、若者が使うことが多いです。
「お疲れ」を「乙彼」と表現したり、「帰る」という表現に「蛙」と使うようなことがあります。
このような当て字表現は、2ちゃんねるでは当たり前のように見られますが、SNSや他の掲示板でもまま見掛けることがあり、ネットスラングの一種だと解釈していいでしょう。
無理矢理漢字にしている当て字の発祥は、戦時中に外国語を使うことが(敵国の言葉の為)許されなくなった時に誕生したと言われており、先の「篭球」が「バスケットボール」のように、「庭球」が「テニス」など、色々なものが存在しています。
「当て字」の具体例
既に色々と挙げましたが、無理矢理ながらそのような意味(読み方)になる当て字は無数に存在しています。
最近ではクイズ番組でそれを読ませる問題が多く出題されており、「食卓布」は「テーブルクロス」と読むのが正解です。
その程度であれば、漢字から発想できなくもありませんが、「石刀柏」を「アスパラガス」と読むクラスになると、知っていないと絶対に読めないと言っていいでしょう。
尚、「仙人掌」で「さぼてん」、「心太」を「ところてん」と読むのも当て字になります。
無理矢理の「当て字」は、知らないと読めないものも多い為、読めなくても特に恥という訳ではありません。
若者が好んで使う方は、スラングの類いだと考えておいていいでしょう。