「渡り歩く」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「渡り歩く」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。

目次
- 「渡り歩く」とは?
- 「渡り歩く」の表現の使い方
- 「渡り歩く」を使った例文と意味を解釈
- 「渡り歩く」の類語や類義語
「渡り歩く」とは?

「渡り歩く」の概要について紹介します。
- 「渡り歩く」の読み方
- 「仕事を探してあちこち移動していくこと」の意味
- 「職業や仕事を次々と変えること」の意味
- 「渡り歩く」を分解して解釈
「渡り歩く」の読み方
「渡り歩く」は「わたりあるく」と読みます。
特に難しい漢字ではありませんので、読み書きできる様にしておきましょう。
「仕事を探してあちこち移動していくこと」の意味
安定した仕事に就かずに、仕事を求めて各地を移転していくことを言います。
こちらの場合は自分でできる仕事ややりたいと思う仕事を求めて住んでいる場所も移動することを表しています。
「職業や仕事を次々と変えること」の意味
一つの仕事に就けずに、職業や職場を次々と変えていくことを言います。
こちらの場合は必ずしも引越しをするという訳ではなく、自分が働ける職場を探してどんどん転職していくことを表しています。
「渡り歩く」を分解して解釈
「渡り歩く」は動詞の「渡る」と「歩く」が重なってできた複合動詞です。
「渡る」は「一方から他方へと越えて行く」という意味の他に「あちこちと移動していく」「暮らしていく」という意味があります。
「歩く」は「足で歩行する」という意味の他に「あちこち動き回る」という意味があります。
これらの動詞により「あちこちと移動しながら暮らしていく」という意味で使われています。
「渡り歩く」の表現の使い方

「渡り歩く」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 悪い意味ではない
文法的な使い方
「渡り歩く」は動詞で、文末にそのまま使えます。
名詞形は「渡り歩き」で、「渡り歩いて」と副詞で使われたり、「渡り歩いた〇〇」と形容詞で使われることもあります。
悪い意味ではない
「渡り歩く」というと定職に就かないと言うイメージがありますが、ビジネスではそれがキャリアと見なされることもあります。
専門職の人は一つの会社にこだわらず、自分のスキルを磨く為に転職を繰り返すこともあります。
高い専門知識がある場合、企業からひっぱりだこになる人もいるのです。
「渡り歩く」を使った例文と意味を解釈

「渡り歩く」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「渡り歩く」を使った例文1
- 「渡り歩く」を使った例文2
「渡り歩く」を使った例文1
「彼はセールスエンジニアとして大企業を渡り歩いた」
営業もできれば機械にも詳しいセールスエンジニアは需要も多く、幾つもの大企業に転職できたことを表しています。
「渡り歩く」を使った例文2
「売れない芸人が地方興業で全国を渡り歩いた」
売れない芸人が地方興業でも有り難いと思い、全国どこでも出稼ぎに行ったことを表しています。
「渡り歩く」の類語や類義語

「渡り歩く」の類語を紹介します。
- 「さすらう」【さすらう】
- 「転々とする」【てんてんとする】
「さすらう」【さすらう】
「あてもなく目的もなく歩き回ること」という意味です。
「転々とする」【てんてんとする】
「一か所に留まらず各地を移動していくこと」という意味です。
「渡り歩く」は「仕事を探してあちこち移動していくこと」「職業や仕事を次々と変えること」という意味があります。
悪い意味ではないので安心して使いましょう。