「タコ殴り」とは?意味や概要・注意点を詳しく解説!
この「タコ殴り」は、進行形、及び結果として使われる言葉です。
目次
- 「タコ殴り」とは?
- 「タコ殴り」の概要
- 「タコ殴り」の表現を使うときの注意点
「タコ殴り」とは?
「タコ殴り」は、一方的になっている様子、もしくは完膚なきまでの結果に対して使われます。
「途中からこのタコ殴り状態」のように使うと、一方的に勝っている(または負けている)という意味になり、「タコ殴りで全く相手にならなかった」と使った場合、正に完敗だったと表現していいでしょう。
「タコ殴り」の概要
「タコ殴り」という言葉は、もちろん海洋生物のタコからきています。
そのタコは、調理時にはまず散々叩いて柔らかくすることから(そうではない調理法もあります)、その様子(無抵抗な相手をボコボコと一方的に叩いている)が語源だと言われています。
一方的な展開、または完膚まきまでの結果という意味以外に、上に書いた叩く様子そのものの表現として用いられることもあり、「悪さがバレて、親父にタコ殴りにされた」などとも使えます。
そのような使い方では、それほどの暴力のような行為があったという場合だけでなく、「会議出した提案がタコ殴りだった」といったように、全く受け入れてもらえなかったという意味でも使えます。
「タコ殴り」の表現を使うときの注意点
「タコ殴り」と使うと、それだけの様子だったという意味になる為、本当にそこまで(だった)という時以外には用いない方が無難です。
例えば、野球において10-1くらいの大差で負けたのであれば、充分にこの「タコ殴りだった」と使うことができますが、5-1程度の差で使うのはさすがに大げさです。
言葉の響きが気に入ったなどの理由から、ちょっとした際にもすぐにこの言葉を使っていると、本当に一方的だったのか、それほどの完敗だったのかと疑われてしまうかも知れません。
「タコ殴り」とまで表現される状況は、やられている(やられた)方からは大変好ましくありません。
逆にそこまでやり込めたという状況だとしても、あまり自慢げに使わない方がいいでしょう(あらぬ反感を買ってしまう原因になります)。