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「是認」とは?意味や類語!例文と解釈

この「是認」は、堅い場で使われることが多い言葉で、そのままの意味で捉えて構いません。

是認

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「是認」とは?意味や類語!例文と解釈>


目次

  • 「是認」とは?
  • 「是認」の表現の使い方
  • 「是認」の対義語
  • 「是認」を使った例文と意味を解釈
  • 「是認」の類語や類義語


「是認」とは?

「是認」とは?

「是認」とは、正しいと認めることです。

「先の提案は是認された」と使うと、その提案が正しいと(特に異論なく)認められたということです。

「是認する訳にはいかない」「さすがに是認はできない」などと、逆に認められないという使い方をすることも多い言葉です。

そのように使われた時には、認められない何かしらの要素があったと考えていいでしょう。

  • 「是認」の読み方

「是認」の読み方

「是認」は、「ぜにん」と読む言葉です。

「是」という漢字は、肯定の意味で用います。

「是か非か」と使った場合、良いのか悪いのかという意味になり、「是非を問う」とした時には、肯定か否定の問い掛けになります。

その「是」だと「認」めることが、「是認」の意味そのものです。



「是認」の表現の使い方

「是認」の表現の使い方

「是認」は冒頭のように、堅い使い方になる場合がほとんどです。

何も裏がなく「認める」と言いたい時にその代わりに使える言葉ですが、「分かった、認めるよ」と友人などとの軽い会話を「分かった、是認する」と置き換える訳にもいきません(必要以上に堅くなり、おかしくなってしまいます)。

その為、会議などで立場のある人が「分かった、是認しよう」のように使ったり、「是認を求めたが~」などとそれなりの内容が絡んでこそ使われる言葉です。

「是認」の対義語

「是認」の対義語

「是認」の対義語は、「否認」(ひにん)になります。

この「否認」は、以下で紹介する「是認」の類語の対義語にもなる言葉で、「認めない」という意味になります。

認めない理由は特に問わず使える表現で、上で挙げた「是」と対になる「非」を使っていることで、すぐに逆の意味だと分かるでしょう。



「是認」を使った例文と意味を解釈

「是認」を使った例文と意味を解釈

「是認」を使った例文と、その意味の解釈です。

言葉が言葉なので、例文も堅い使い方になります。

  • 「是認」を使った例文1
  • 「是認」を使った例文2
  • 「是認」を使った例文3

「是認」を使った例文1

「犯罪行為は決して是認できない」

当然のことですが、犯罪に該当するような行為は決して認められないと使っています。

この使い方ではそれほど堅くもなっていませんが、決して認められないと置き換えるより堅く見える表現です。

「是認」を使った例文2

「キリスト教で神に是認されるには、一切の財産を放棄することらしい」

キリスト教では「天国は貧しい人のもの」という考え方があります。

その為、充分な蓄えがある人は決して死後にそこには入れないと言われていますが、かと言って、無一文で生活ができる訳もなく、宗教的な解釈と現実は相容れないものかも知れません。

「是認」を使った例文3

「税務署から是認通知書が届いたので一安心だ」

この是認通知書は、主に企業が行った税金の申告が正しいと税務署が認めた時に発行されます。

個人向けではなく、文字通り「正しいと認めた」という証拠なので、企業側はこれをもらえればその年の税務申告に関しては安心だということになります。

「是認」の類語や類義語

「是認」の類語や類義語

「是認」と同様の意味で使える言葉です。

ほとんど同じ解釈になりますが、若干の違いがあります。

  • 「承認」【しょうにん】

「承認」【しょうにん】

「是認」と同じく、受け入れて認めることです。

ただし、「仕方ないので承認した」のように使うこともでき、必ずしも正しいと考えた上で認める訳ではないところが違いになります。

対義語は先に挙げた通り「否認」になり、理由はどうであれ、認めない場合はこの言葉を使ってください。

icon まとめ

「是認」という言葉は、多少堅く「正しいと認める」と言いたい時に使ってください。

そう思って認める場合にのみ使う表現なので、少しでも引っ掛かる点などがある時には用いるべきではありません。