「良心のかけらもない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
映画や小説などで「良心のかけらもない」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。

目次
- 「良心のかけらもない」とは?
- 「良心のかけらもない」の表現の使い方
- 「良心のかけらもない」を使った例文と意味を解釈
- 「良心のかけらもない」の類語や類義語
「良心のかけらもない」とは?

「良心のかけらもない」の概要について紹介します。
- 「良心のかけらもない」の読み方
- 「良心のかけらもない」の意味
- 「良心のかけらもない」を分解して解釈
「良心のかけらもない」の読み方
「良心のかけらもない」は「りょうしんのかけらもない」と読みます。
「良心の欠片も無い」と書くこともありますが、「欠片(かけら)」の読み方が難しいので平仮名表記にすることが多くなります。
「良心のかけらもない」の意味
「良心のかけらもない」の意味は「善悪を判断できず、道徳心が全くない人のこと」です。
道理をわきまえて常識的に行動したり、人の気持ちを考えた言動が取れない人のことを言います。
具体的には、社会的なルールが守れなかったり、すぐにキレて暴力を振るったり、他人を騙したり傷つけるなどの行為をしても、全く罪悪感を持たない人のことを言います。
「良心のかけらもない」を分解して解釈
「良心のかけらもない」は「良心+の(助詞)+かけら+も(助詞)+ない」で成り立っています。
「良心」とは「善悪や正誤を判断して、道徳的に行動しようとする心の働き」という意味です。
動物の中でも人間だけが持っているものと言えます。
「かけら」は「ものがかけた一片」「(打消しの言葉を伴って)ごくわずかなもののたとえ」という意味で、「ない」につながります。
「かけら」と「ない」の間に「も」が入ることで、「ごくわずかなものさえない=まったくない」という意味になるのです。
これらの言葉が組み合わさり「善悪を判断して道徳的に行動しようとする心の動きがまったくない」という意味で使われています。
「良心のかけらもない」の表現の使い方

「良心のかけらもない」は、人を非難する時の表現です。
相手に道徳心がない、悪いことをしても全く気にしていないなどの様子が見られた時に使います。
「良心が全くない」のですから、かなり厳しく非難をしている意味になります。
「良心のかけらもない」を使った例文と意味を解釈

「良心のかけらもない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「良心のかけらもない」を使った例文1
- 「良心のかけらもない」を使った例文2
「良心のかけらもない」を使った例文1
「彼は二股かけてどちらも捨てるなど、良心のかけらもない奴だ」
二人の女性と付き合い、その挙句に二人共振ってしまうという酷いことをした男性を非難しています。
「良心のかけらもない」を使った例文2
「おれおれ詐欺をする奴は良心のかけらもないのだろう」
高齢者を騙して大金を巻上げる犯人グループに対して憤りを覚えている様子を表しています。
「良心のかけらもない」の類語や類義語

「良心のかけらもない」の類語を紹介します。
- 「サイコパス」【さいこぱす】
- 「極悪非道」【ごくあくひどう】
「サイコパス」【さいこぱす】
「精神病質が原因で、良心や罪悪感が欠如している人」という意味です。
「極悪非道」【ごくあくひどう】
「非常に悪くて道理に反している行い」という意味です。
「良心のかけらもない」は「善悪を判断できず、道徳心が全くない人のこと」という意味です。
人をこの上なく非難する言葉ですので慎重に使いましょう。