「好循環」とは？意味や使い方！例文や解釈

「好循環」とは?

「好循環」とはある物事が、他に良い影響をもたらして、それがまたもとの物事に良い影響をもたらすというように、お互いに良い影響を与え続ける状態になることを言います。

• 「好循環」の読み方

「好循環」の読み方

「好循環」とは「こうじゅんかん」と読みます。

「好循環」の表現の使い方

「好循環」とは、例えば自分が相手に何か良い働きかけをしたとします。

そうしますと相手から自分に良い働きかけが返ってきます。

そしてまた自分が相手や他の人へと良い働きかけをするといったようにお互いに、良い状態になり続けることを「好循環」と言います。

「お互いに影響を与え合って、好循環を保っている」「好循環を作る為にはまずは悪いものは捨ててしまうことだ」などと使います。

「好循環」を使った言葉と意味を解釈

「好循環」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

• 「好循環を作る」
• 「好循環な人生」
• 「好循環が生まれる」

「好循環を作る」

「好循環を作る」とは、自分も周りも良い状態なり、それが続くようにと努力をすること、何か行動を取り入れることを言います。

「好循環を作るには、まずは自分が変わることだ」「数年をかけて、今の好循環を作った」などと使います。

「好循環な人生」

「好循環な人生」とは調子が良い、楽しいと思える生き方、また仕事や生活にやりがいや充実感を感じられることなど、全般的なことを言います。

「好循環な人生」の反対は「悪循環の人生」です。

「悪循環の人生」と言えば、やることなすこと上手くいかない、楽しくない、辛いといったことが簡単に想像できるのではないでしょうか。

つまりその反対、することが全て良い方向へ行くそのような人生を「好循環な人生」と言います。

「好循環な人生を作る為に改善することは?」「好循環な人生に変えたいなら、まずは思い込みを強くするのをやめよう」などと使います。

「好循環が生まれる」

「好循環が生まれる」とは、何か自分や周りがした言動によって良い方向へ回り始めることを言います。

例えば、笑顔で挨拶したことで、人間関係が良くなった、新しい出会いが広がった、お互い話す機会ができたなど、良い変化が起こることなどを「好循環が生まれる」と言うのです。

「好循環」を生むには、まずは自分から行動を起こすこと、考え方を変えることから始めることとなります。

「好循環」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「好循環」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

• 「好循環」を使った例文1
• 「好循環」を使った例文2

「好循環」を使った例文1

「悪循環を断ち切れば、自然と好循環になるだろう」

「好循環」とは自分にとって良いことが続く、相手にも良い影響を与えることができるといったことを言います。

そうするには、当たり前のことではありますが現在している悪いことを断ち切ることです。

悪いことがなくなれば、自然と良いことが残るからです。

「好循環」を使った例文2

「好循環な人生にしたければ、笑顔でいなさい」

「好循環な人生」にしたいと思うのであれば、待っているだけではなく自分が相手に何か良い影響を与えることから始める必要があります。

なぜならば循環というのは一方通行ではなく、巡ることだからです。

「好循環」の反対語

「好循環」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

• 「悪循環」【あくじゅんかん】
• 「負のスパイラル」【ふのすぱいらる】

「悪循環」【あくじゅんかん】

「悪循環」とは自分のしたことが相手に悪い影響を与え、相手からも悪い影響を受ける、それが続くことを言います。

「悪循環を繰り返している」「悪循環を断ち切る努力が必要だ」などと使います。

「負のスパイラル」【ふのすぱいらる】

「負のスパイラル」とは、失敗を繰り返す、何をしても上手くいかないといったことが螺旋のようになっていて、抜け出せないといった意味で使います。

「完全に負のスパイラルに陥っている」という風に使います。

「好循環」の類語や類義語・言い換え

言葉の意味が理解できましたところで、「好循環」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

• 「正のスパイラル」【せいのすぱいらる】
• 「右肩上がり」【みぎかたあがり】
• 「ポジティブサイクル」【ぽじてぃぶさいくる】
• 「正の連鎖」【せいのれんさ】
• 「正のループ」【せいのるーぷ】

「正のスパイラル」【せいのすぱいらる】

「正のスパイラル」とは「負のスパイラル」の逆の意味となります。

何をしても上手くいく、自分だけでなく、関わっている人もそのような状態で問題がない順調な状態のことを言います。

「右肩上がり」【みぎかたあがり】

「右肩上がり」とはどんどん、良くなることを言います。

「彼、右肩上がりだね、羨ましいよ」「右肩上がりの成績」などと使います。

「ポジティブサイクル」【ぽじてぃぶさいくる】

「ポジティブサイクル」とは調子が良い、気力が充実している、何をしても上手くいく、といったことを言います。

「正の連鎖」【せいのれんさ】

「正の連鎖」とは「負の連鎖」の逆の意味で、良い出来事が原因となり、正しい循環が連鎖的に続いていくといったことになります。

「正のループ」【せいのるーぷ】

「正のループ」とは物事が良い方向に進んでいる、良い考え、行動、結果が続くことを言います。

「正のループにしたければ、悪いことは考えないようにしよう」「負のループから抜け出し、正のループに軌道修正しよう」などと使います。

「好循環」の英語と解釈

「好循環」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“a virtuous cycle”、“a virtuous circle”と言い表します。