「鬼才現る」とは?!意味や解説
この「鬼才現る」は、本来の意味以外で使われることの方が多いと言えるかも知れません。
目次
- 「鬼才現る」とは?
- 「鬼才現る」の概要
- 「鬼才現る」と「天才現る」の違い
「鬼才現る」とは?
「鬼才現る」は、とんでもない才能の持ち主が現れたという解釈で用います。
「鬼才」は以下で説明する「天才」に近く、場合によってはそれよりも上と解釈をすることもある言葉で、それほどの才能の持ち主だという意味になります。
「鬼才現る」の概要
しかし、現実的には本当にそんな才能があるとは思っておらず、馬鹿にして使っていることの方が多いと言っていいでしょう。
例えば、鳥の絵を描いて公開した人が居た時に、それがとても鳥には見えない酷いものだった場合、この「鬼才現る」と使われてしまうことがあります。
そのような使い方では、「何だそれはw」、「頭は大丈夫か」のようなニュアンスになり、決して褒めている訳ではないので注意してください。
要は、全くすごくもないことにわざと「すごい!」と言っているのと同じだと考えていいでしょう。
「鬼才現る」と「天才現る」の違い
「天才」とは、生まれつき(天賦)の才能の持ち主を指す言葉ですが、実際にはすごい才能の持ち主という意味で使われることが多いです(厳密には間違いですが、特に問題ありません)。
その「天才現る」と使った時も、「鬼才現る」と同じく、馬鹿にした意味の場合がありますが、そちらよりは普通にそのままの意味で使っていると考えていい表現です。
また、同じ馬鹿にした意味同士でも、「鬼才現る」の方がよりその意味合いが強いと解釈してください。
天賦の才能ではなく、本人の努力で身に付いた才能の持ち主は「秀才」と表現しますが、その言葉を用いて「秀才現る」と使うことはありません。
「鬼才現る」は、本当にそこまですごいと思って使っていることは少なく、ほとんどが馬鹿にして使っていると思っておいてください。
本当の鬼才と呼ばれるような人物は、そう簡単に現れるものではありません。