「一握り」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「一握り」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「一握り」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「一握り」とは?
- 「一握り」の表現の使い方
- 「一握り」を使った例文と意味を解釈
- 「一握り」の類語や類義語
「一握り」とは?
「一握り」という表現には「たやすく握り潰す」、「簡単にやっつける」という意味もありますが、一般的には「片手で握ること」、あるいは「その程度のわずかな量」という意味があります。
例えば「一握りの米」「実験は一握りの人が持っている」と伝えます。
「流暢なドイツ語を話せる日本人は一握りしかいない」とも言えますね。
その価値を高めて表現するときに使える表現です。
- 「一握り」の読み方
「一握り」の読み方
「一握り」は「ひとにぎり」と読みます。
日常的にも使える言い回しですのでよく覚えておきましょう。
「一握り」の表現の使い方
「一握り」というのは一般的に、「片手で握れる程度のわずかな量」という意味で使われます。
そのような人がほとんどいない、という時に「そのような人は一握りしかいません」などと使われます。
例えば、「専業主婦は一握りです」などと言えますね。
あるいは「一握りの小麦粉」などと量を指すことも可能です。
または、簡単にやっつけられるということで「新入生のチームを一握りにする」とも言えます。
「一握り」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「一握り」を使った例文1
- 「一握り」を使った例文2
「一握り」を使った例文1
「流暢な英語が話せる日本人はごく一握りだと思います」
英語が話せると思っていても、実際はそこまで話せないということもありますし、実際に世界の外資系企業などで通じるレベルの英語が話せる人はほとんどいない、などとも言われていますね。
日本国内では英語が必要ないため、日本で英語を勉強しようと思ってもなかなか限界があります。
最近は留学に行く人も増え、現地で英語を学ぼうとする人が増えていると考えられます。
そのような「一握り」の人材を雇用したいと考えている人事部などもあるのではないでしょうか。
「一握り」を使った例文2
「戦争中は一握りの米を大切に使っていました」
戦争中はそもそもお米という贅沢なものが食べられなかったと言われていますね。
麦など代替品を使うことも多く、お米と言えばめったに手に入るものでもなかったのです。
そのため、お米を料理するときには大切に使わなければいけませんでした。
2013年下半期のNHK連続テレビ小説、『ごちそうさん』が大好きだったという人もいるのではないでしょうか。
「一握り」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「一掴み」【ひとつかみ】
- 「少量」【しょうりょう】
「一掴み」【ひとつかみ】
「一掴み」というのは、全体でつかんだ量を指しています。
例えば花かつおの場合、「一掴み」は大体20グラムだと言われています。
「少量」【しょうりょう】
「少量」とはわずかの数量、分量が少ないこと、という意味があります。
些細、などと言われることもありますね。
「一握り」という表現は日常的にも使えますのでよく覚えておきましょう。
「あの人は一握りの逸材」、などと言われるようになりたいですね。