「現れる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「現れる」という表現は、思ったより広い使い方ができる言葉で、よく似た言葉も存在しています。
目次
- 「現れる」とは?
- 「現れる」の表現の使い方
- 「現れる」を使った例文と意味を解釈
- 「現れる」の類語や類義語
「現れる」とは?
「現れる」は、目に付くように出てくる、または確かに分かる様子になったことの表現に使います。
日常では、遅れてきた相手に対して「今頃現れやがった」などと使われます。
急にそうなった様子というには、「突然現れるからびっくりした」のように用いることができ、はっきりと分かる様子になることだと解釈してください。
- 「現れる」の読み方
「現れる」の読み方
「現れる」は、「あらわれる」と読んでください。
同音で「表れる」という言葉もあり、そちらとそれほど明確に区別されている訳ではなく、どちらを使っても構わない場合も少なからず存在します。
物体に対しては漢字の通り「現れる」の方が向いており、表情の変化などには「表れる」がよく使われるという特徴があるので、状況次第で使い分けてください。
「現れる」の表現の使い方
この「現れる」は、目に見えて分かる対象だけでなく、現象にも使える表現です。
「薬の効果が現れている」のような使い方がそれで、目には見えないものの、はっきりとそうだと分かるという意味になります。
この使い方は、「表れる」の方でも構わない例でもあり、「薬の効果が表れる」としても問題なく意味が通ります(どちらか片方しか合わない使い方の方が多いです)。
「現れる」を使った例文と意味を解釈
「現れる」を使った例文と、その意味の解釈です。
色々な「現れる」対象に使っている例です。
- 「現れる」を使った例文1
- 「現れる」を使った例文2
「現れる」を使った例文1
「時間になれば、ここに現れると聞いている」
その時間に誰かがここにやって来ると聞いているようです。
待ち合わせの際にはよくこのように使われ、時間になっても来ない時に、「まだ現れない」、「現れる気配がない」のようにも使えます。
「現れる」を使った例文2
「先日のチューンナップの効果が現れるのは、やはり登り坂だろう」
乗り物の性能を上げる為にチューンナップした効果が、登り坂になると現れるだろうと言っています。
この使い方から、恐らく速度の上昇より、馬力(重い物を運ぶ力という意味)の向上のた為のチューンナップだろうと想像できます。
「現れる」の類語や類義語
「現れる」と似た意味で使える言葉ですが、主に目に見える対象に限って使える表現です。
- 「出現する」【しゅつげんする】
「出現する」【しゅつげんする】
「ついに最後の敵が出現する場面だ」のように、「現れる」対象が目に見える場合の置き換え表現になります。
ただし、「表れる」の置き換えには向いていない言葉なので、「現れる」と使っていて、且つその対象が目ではっきりと分かる場合に用いるといいでしょう。
「表れる」より、少しかしこまったニュアンスの表現になります。
「現れる」は、色々な対象に使える言葉ですが、場合によっては「表れる」とした方が合っている場合もあるので、この使い分けも大切になります。