「夥多」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「夥多」とは、「おびただしいほどに物事の数が多いこと」を意味する言葉です。
「夥多」は普段の生活で見聞きすることの少ない言葉ですが、どういった意味や使い方があるのでしょうか?「夥多」の例文を紹介したり、「夥多」の類語・類義語について説明していきます。
目次
- 「夥多」とは?
- 「夥多」の表現の使い方
- 「夥多」を使った例文と意味を解釈
- 「夥多」の類語や類義語
「夥多」とは?
「夥多」という表現は、「おびただしいほどに事物・物事の数量が多いこと」や「非常に数量が多いさま」を意味しています。
「夥多」というのは、「ありあまるほどに数がたくさんあるさま」や「事物が多すぎるほどにあること」を示す漢文風の表現になっています。
「夥多」の「夥」という漢字は「夥しい(おびただしい)」と読むことができ、「物事の数・量が非常に多いこと」を意味しているのです。
- 「夥多」の読み方
「夥多」の読み方
「夥多」の読み方は、「かた」になります。
「夥多」の表現の使い方
「夥多」の表現の使い方は、「事物・物事の数量が非常に多い時」や「数え切れないくらいに物事の数が多い時(おびただしく多い時)」に使うという使い方になります。
例えば、「お店の売り場に夥多な商品があると、逆にお客が商品を選びきれなくて売れにくくなります」といった文章で使うことができます。
「夥多」を使った例文と意味を解釈
「夥多」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「夥多」を使った例文1
- 「夥多」を使った例文2
「夥多」を使った例文1
「人口減少も問題なのですが、途上国のように経済規模以上に人口が夥多になれば雇用・食料が決定的に不足する恐れがあります」
この「夥多」を使った例文では、「人口(人の数)が非常に多い」という意味で「夥多」という表現が使われています。
人口があまりに多くなりすぎると、仕事や食料が足りなくなってしまうということを示唆しているのです。
「夥多」を使った例文2
「金銭欲でも性欲でも欲望が夥多になれば、その欲望に振り回されて失敗することが多くなってしまいます」
この「夥多」を使った例文では、「お金・異性に対する欲望の量が非常に多い」という意味で「夥多」という言葉を使用しています。
欲望の量が大きくなりすぎると、その欲望をコントロールできずに自滅して失敗しやすいということを意味しているのです。
「夥多」の類語や類義語
「夥多」の類語・類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「過多・過剰」
- 「膨大・莫大」
「過多・過剰」
「過多」という言葉は、「事物・物事の数量が必要以上に多すぎるさま」を意味しています。
「過剰」という表現も、「必要以上に物事の数量が多すぎること」を示しています。
「夥多」は「おびただしいほどに物事の数量が多いこと」を意味しているので、それに良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として「過多・過剰」を上げられます。
「膨大・莫大」
「膨大」というのは、「数量・程度が非常に大きいさま」や「ふくれあがって大きくなること」を意味する表現です。
「莫大」という言葉は、「数え切れないほどに数量が多いさま」を意味しています。
「夥多」は「非常に物事の数量が多いこと・多すぎるほどに事物があること」を意味しているので、それと近しい意味合いのある「過多・過剰」が類義語になります。
「夥多」という言葉について説明しましたが、「夥多」には「おびただしいほどに物事の数が多いこと」などの意味があります。
「夥多」の類語(シソーラス)・類義語には、「過多・過剰」「膨大・莫大」などがあります。
「夥多」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。