「極め込む」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「極め込む」には、別の表記が使われることの方が多い為、この形では見たことがないかも知れません。
目次
- 「極め込む」とは?
- 「極め込む」の表現の使い方
- 「極め込む」を使った例文と意味を解釈
- 「極め込む」の類語や類義語
「極め込む」とは?
「極め込む」とは、そうだと決め付けることです。
「あいつはすぐにそうだと極め込むタイプだ」のように使う言葉で、あまりいい意味ではありません。
この傾向が強い人は、一度そうだと極め込むと、他の意見などは一切考慮せずにそれしか頭に無くなってしまうことがほとんどです。
- 「極め込む」の読み方
「極め込む」の読み方
「極め込む」は、「きめこむ」と読んでください。
冒頭のように、こちらではなく「決め込む」と使われることの方が多く、そちらなら知っているという人も多いでしょう(どちらでも意味は一緒です)。
その「決め込む」は、「きめこむ」と見ただけで読むことができますが、「極め込む」の方は、「きわめこむ」と無理に読むこともできるので注意してください。
「極め込む」の表現の使い方
「極め込む」ことは、言ってしまえば、自分勝手にそうだと決め付けてしまうことです。
もちろんそれだけの根拠があってのことでしょうが、中には大したそれもなく、過去の経験などから簡単にそうだと判断してしまったという場合も少なくありません。
人間は、一度あったことからそうなった原因を考え、次にその原因によって同じことが起こると、(その原因からそうなることが)間違いないと思ってしまうものです。
そのような経験から、次の三度目の時は最初からそうなると極め付けてしまう場合があり、そのようなことはとても危険だと言わざるを得ません。
簡単な例を挙げると、右か左かのどちらかが正解になるものがあり、左・左・右・左・左・右・左・左と続いていたとします。
過去2回、左が続いた後に右となったことから、この次は右だろうと極め付けてしまうという具合です。
このように、たまたまここまでがそうなった可能性などは全く考えず、絶対に右だろうと思うことが「極め込む」と表現されます。
「極め込む」を使った例文と意味を解釈
「極め込む」を使った例文と、その意味の解釈です。
「決め込む」という使い方でも意味は一緒です。
- 「極め込む」を使った例文1
- 「極め込む」を使った例文2
「極め込む」を使った例文1
「こうだろうと極め込んだはいいが、どうやら違っていたようだ」
独自の極め込みが、実は間違っていたようです。
このように、自ら間違いに気付けばいいですが、極め込みが激しい人だと、そんなはずはないとなかなか間違いを認めようとしないことも多々あるものです。
「極め込む」を使った例文2
「これまでに確認できた内容だけでは、まだ極め込むには早いだろう」
そうだと決め付けるにはまだ確証がもてないと言っているのと同じ使い方です。
尚、「極め付け」とすると、「きわめつけ」という読みになり、「決め付け」とは別の意味になってしまいます。
「極め込む」の類語や類義語
「極め込む」と似た意味で使える言葉です。
こちらもよく見聞きする表現で、ほとんど同じように使えます。
- 「思い込む」【おもいこむ】
「思い込む」【おもいこむ】
「極め込む」とこの「思い込む」は、かなり近い意味になります。
「そうだと思い込む」ことは、そう極め込んでいると同じだと考えていいでしょう。
ですが、「極め込む」より若干ながらニュアンス的に弱くなる為、「機め込む」と使う方が強い意味を表現できます。
「極め込む」ことは決していいこととは言えませんが、時には必要になる場合もあるものです。
それによって、目標がその1つだけだと明確になるからです。
ただし、それには充分な根拠が必要になるのは言うまでもないでしょう。